※写真撮るの忘れた
なにかアニメのラジオか声優のラジオを聴いていて、伊勢うどんの話題になった。うどんというのにコシがないのが売りだという。うどんやらなにやら麺といえば「こし、こし」というのに、それがないのがいいという。変わったものもあったものだ、と思った。
と、ここで話は変わるが、おれはこのところ寝る前にiPhoneでいろいろのチェーン飲食店のサイトを閲覧するのが癖になっている。毎日同じようなものばかり食べている反動であろうか。「このセットに唐揚げをつけてやろうか」とか「麺は大盛りにしてみるか」などと想像をふくらませているのである。想像は膨らむが、腹は膨らまない。しけた夢時間である。マッチ売りの少女より悲惨といえば悲惨かもしれぬ。
というわけで、そんな夢時間の最中に、ふと「伊勢うどん」を思い出したのだ。おれにはうどんを食いに伊勢に行く余裕などありはしない。でも、通販なら? と思い楽天など覗いてみると(こういうのはAmazonより楽天、という気がする。なぜか)、メール便送料無料4食1000円というのが出てきた。
- 出版社/メーカー: 伊勢鳥羽志摩特産横丁
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して、それが届き、それを食った。
[wikipediea:伊勢うどん]
伊勢市周辺の食料品店で市販されているゆで麺は、家庭で3-5分間茹でるだけで、柔らかくもちもちの食感が味わえるように工夫されている。
なんでも本場の伊勢うどんは1時間も茹でるというが(ゆですぎ太郎だ)、通販で買ったのはこれということになる。たった3分。そのうち2分は「麺が切れるから」という理由で箸でかき混ぜるなというのだから、なるほどコシがない。
きっかり3分、水気を切って、薄めないタレをかける。ゆで太郎の台湾風油そばみたいなものである(もっといいたとえはないのか?)。ちょっとネギを刻んだものくらいはのっけたりする。そしてズルズル喰う。コシがない……とはいえ、予想していたほどないわけではない。とはいえ、スーパーで売ってる常温保存のできるうどんに比べると、太くて、柔らかい。タレもなかなかいい。今回はやらなかったが、なるほど卵黄など混ぜてもいいかもしれない。食いごたえはある。ゆで太郎の大盛りくらいはある(ゆで太郎好きめ)。
というわけで、わりかし気に入った。とはいえ、伊勢までコシのないうどんを食いに行くということはないだろう。というか、10分どん兵衛みたいに、普通のうどん長く茹でたらどうなんだ? やっぱまずいかな。タレもあるし。まあ、そんなところで、おしまい。