さて、帰るか

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はいそれではみなさんご一緒に、「年度末が終わらないブギー」を歌いましょう。「年度末が終わらない〜、こんな時間も電話鳴る〜、土日出るのは当たり前〜、休日寝るだけ酒浸り〜、ブギー」。

ブヒー。

かなりの疲れが疲れていて、おれはけっこう疲れている。痛くもないのに血がべっとりついていてびっくりした。目が痛い。腹が減った。食ったら食ったで胃が痛い。それでも飲むのはやめられない。

まあ、世間一般がこれが一年続くのだろう、というのは思う。おれは一年続かないから、貧困なのだろうと、思う。そう考えると、世の中の過労死だのなんだのというのも当たり前だし、労働環境をどうにかすんべという話になるのも当然かと思う。

となると、年度末以外のおれは暇かというと、暇でもないけれども、すごく忙しくもなくて、いまの状態から考えられない。どんなんだっけ。これが思い出せない。繁忙期。心が亡くなるとき。ともかくとして、世間様がこのくらい働いてようやく安定した下の暮らしができるとすると、おれが不安定な下の暮らしをしているというのも納得できる。

そしておれは不安定な下の暮らしをしたくないわけだが、安定した下の暮らしをするために一年中こんなに忙しいのでは、双極性障害も悪化するだろうし、もとよりうんざりして生きているのが、もううんざりして死んでしまうだろう。おれはこの世に向いていなかった。人間という生き物に向いていなかった。おれはたとえば石がよかった。想像してみてほしい。……いいだろ? いいなあ、石。

たとえ気持ち悪くなっても今夜は飲む。今夜も飲む。早く石になるために。