寿司屋は信用しうるか

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こんな記事が話題になっていた。寿司屋について聞きにくいことを聞いていて面白かった。とはいえ、値段が書いていないことには、どうにも腑に落ちないな、というところがあった。

斎藤「たとえば、値段が書いてないお店があるじゃないですか。あれが恐い。値段を聞くと教えてくれるものなのですか?」

池野「ああ……。うちも書いてないお店ですね。たまに聞かれることはあります。ただ、なるべくなら値のことは言わないでくれとはお願いしますね」

書いてないところが、聞くことすら遠慮してほしいということらしい。

そこまで現代人は寿司屋を信用しうるか。

記事後半で「おまかせ」して5千円。はてなの高給取りのみなさんは「安い!」と褒め称えるが、これで「5万」とか「10万」とか言われても、文句が言えないのが「値段の書いてない」店の怖さ。

 

寿司は不完全な料理なのではないだろうか - デイリーポータルZ

回る寿司にもそうそう行ける身分じゃないおれが言うけど、値段書いてないのって不誠実に思えてならない。客を見て事後に好き勝手請求できるほど寿司屋って信用できる存在なのか。

2017/11/14 14:44

やっかみでも、すっぱいぶどうでもいいが、おれのような身分から見ると、どうにも不可解だ。インタビューに答えた店がたとえ誠実でリーズナブルだとして、それは偶然にすぎない。これまた行ったことないけど、銀座かどっかの飲み屋と一緒だ。そういうのって不誠実じゃないですか。医者にも言えるけど、値段を提示しないでおいて、全権委任みたいなのって怖くないですか。客を見て、「こいつは二度と来てほしくないから5万円って言っておこう」とか、「常連になりそうだからサービスしておこう」とか、「キモくて金のないおっさんだから二度と来ないだろう、10万円だ」とか、自由自在。別に問い詰められても「今日のネタは特別でねえ」と言えば済む。怖くない?

……って意見が野暮天だってことは承知している。貧乏は人を野暮にする。田夫野人だ。それでもどうも、このキモくて金のないおっさん、値段を書いていないことは信義にもとるような気がしてならない。そんなところで寿司を食う階級、身分でないことを承知で、やはりそれにかかる値段は客が事前に把握できるのが望ましいと思うが、如何?