メキシコ代表は一度死んだ!

https://russia2018.yahoo.co.jp/game/score/2018062704/

四年に一度メキシコを応援するマン、ここまでのグループリーグ2戦、ほぼ完璧じゃないかという気持ちを抱いた。なにせ、各国記者の前評判断然トップ(どっかにそんな記事あったはず)のドイツをタタッ切り、返す刀で韓国を撃破。この勢い、グループリーグ突破はほとんど確実のように思っていた。

が、欧州の名だたる強豪を打ち破ってこの舞台に立ったスウェーデン、強い。見るからにデカイ、というのは俊敏性でどうにかならないか? と、思うがともかく堅い。空中戦ほいくらでもやってやろうという余裕に、攻撃のスピードだってある。メキシコだって、いいドリブルで何人か抜いたり、確かなトラップ技術を見せたりしたが……、ゴールは遠かった。気づけば1点、2点、3点と、重ねられ攻撃陣を投入するが試合展開一転ということもなく、なんとグループリーグ敗退の危機!

もう、こうなったら、裏のドイツ対韓国が引き分けのままで終わってくれれば……。そう、現地のメキシコサポーターも考えたに違いない。テレビも、目の前の試合そっちのけで、必死に携帯端末に食らいつくメキシコ人たちの姿を映す。おれも気になりすぎて、テレビを2画面にする。ドイツも緑色のユニフォームだ。0-0。あと10分くらい? 韓国のキーパーがいい守備をする。しばらく見ていると、なんと韓国が得点! VARになったけど、得点が認められる! おれ、心中で大騒ぎ、現地のメキシコサポーターも大喜び。目の前で自軍がゴールを決めたかのように騒ぐ。ピッチの選手に伝わったかどうか、伝わるべきなのかはわからん。しかし、そういうルールの予選なのだし、目の前の試合はもう無理なのだし、喜ぶしかないじゃないの。

そして、さらにノイアーが攻撃参加で捨て身攻撃中、ボールを奪取した韓国がロングパスから追加点。ドイツ、壊滅。韓国すげえよ、もう敗退決まってた中でのモチベーション、難しいところがあったかもしれんが、よう勝ったよ。

一方でドイツはどうだったのだろうか。前回優勝国の呪いというのがあるらしいが、呪いではなくやはりなにか共通の要因があるのだろうか。おれにはわからん。わからんが、ともかくドイツは負けた。歴史になぞらえてロシアの地とは相性が悪い、とかいうつもりもないが、なんというか、やはり番狂わせであったのだろうな。ドイツ対ブラジルが見たかった、という声もあろうが、ともかくメキシコが2位なのだ。

……って、次の相手ブラジルの可能性あんの? いや、もうなにが来ようと構わん。拾った命だ、いや、韓国とドイツに拾ってもらった命だ。こうなったら、やることやるだけだ。目標は決勝なんだろ、今日のことは忘れて(おれも録画をすぐに削除した。縁起が悪い)、起死回生を望む。ゆけ、ソンブレロ、ロシアの大地を!