負けに等しい引き分け 2018年日本シリーズ カープ対ソフトバンク

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カープソフトバンク日本シリーズ。おれは35年前に物心ついてからのカープファンだ。だが、客観的に見て、ソフトバンクの方が強そう、というのがおれの見立てだ。

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地元広島で、大瀬良とジョンソンで二勝。それができなければ話にならない。そう思った。そして、今日は大瀬良大地先発の初戦。どうなったか。延長12回引き分け。……負けに等しい引き分けだと、言わざるを得ない。残念だが。

勝負は総力戦になった。両チームとも最良の先発、中継ぎ、代打を送り込んだ。新井さんも出た。初戦への執念というものがぶつかりあった。その末での引き分け。そんなに悲観することはないのではないか、とも言えるだろう。だが、おれはどうしても、今日勝ちきれなかったことに対して、きついなあと思うのだ。大瀬良、岡田(おれはリリーフ適性あると思っている)、一岡(キレが戻ってきている)、フランスア(今、一番カープで信頼できるでしょ)、中崎とつぎ込んで勝てなかった。これは厳しい。同じだけの総力戦をして勝ったならば、それでよし、だ。だが、引き分けだ。これは厳しい。

とはいえ、滅多打ちにされて十点差つけられて負けたわけでもない。そこが光明か。ほかにも光を探そうか。ホークスの上林を凍らせたこと、とりあえず柳田にも火を噴かせなかったこと、そのあたりだろうか。あとは、ヒヤヒヤものながら、ホークス打線を二点に抑えたところ。そのあたりだ。

でも、きついよなー。明日KJで勝てたとしても、その先がなあ。茨の道だ。そして、最後に初戦の引き分けが響いてくる。そんな気がしてならない。もちろん、「なに悲観的になってるんだ」というカープファンの声もあるだろうが、とりあえずはきつい。その現実に直視しなくてはならない。一球一球、応援するしかないのだ。

 

※追記

この試合前のセレモニーで、国家独唱をくるり岸田繁がつとめた。おれはこの間の中のサンプラザも、その前のライブも行ったくるりファンである。カープファンだからくるりファンになったわけでもないし、くるしファンだからカープファンになったわけでもない。単なる偶然だった。ともかくとして、岸田繁が大舞台でしくじらないか心配だった。ラジオで聴いた。出だしがあやしい、と思った。だが、中盤、後半、盛り返した。悪くなかったなんだじゃのか。そう思った。できることなら、くるりメンバーのファンファンを仕込んでおいて、エルドレッドの応援歌を吹かせるくらいのこと(アルバム『ソングライン』におさめられた「ソングライン」という曲でそれをやっている)はやってほしかったが、さすがにそれは無理な要望だった。