新年のスタートで安目を売る

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今年は死なないようにしようと思っている。なんとか2020年いっぱいまでは生きるつもりである。おれがこれほど前向きな言葉を述べるのは、じつに貴重なことなのである。

というわけで、2019年という年については、ひっそりと、息を潜めて、だれにも見えないように、こっそり過ごすと決めたのである。何事もないように。それが一番。

が、スタートで安目を売った。仕事始めの日から腰をいわしてしまうという衝撃。それが月曜日。「1日~2日で痛みは治まると思いますよ」と医者は言ったが、土曜の今日になってもまだ違和感がある。

仕事は忙しい。もう年度末かというくらいな感じである。正月休み明けでボケているのかというとそうでもなく、むしろ腰の痛みのために仕事に集中しているほどなのだが、ともかくなんかやることが多い。

おれはやることがあるということが、嫌いである。ひょっとすると、それは「やらなければならないこと」ばかりでなく、「やりたいこと」までも含むかもしれない。

世の中にはいろいろな概念があって、そのなかに人それぞれが最高に価値をおくものがいくつかあるのだろうが、おれにとってのそれは究極的には「自由」の二文字に行き着くと思っている。それがリバティなのかフリーダムなのかは知らん。ともかく、自由であること以上に価値があることはない。そう思っている。

ともかくとして、やならなくてはならないことがある。それもたくさんあるというのは、実に気が滅入る。

そして、昨日は焼酎を自宅PCのキーボードにこぼした。実のところ、いまこうやってたいした内容もない日記など書いているのは、キーボードが壊れていないかどうか確かめるためなのだ。いまのところ、問題ない。問題ないぜ。

が、PC方面に問題があったのだ。外付けHDDがほぼ壊れている。中にはおれの撮ってきた写真が詰め込まれている。が、会社にも同じバックアップがあるので、それほど焦ってはいない。しかし、やはりこれは新しく買う必要が出てくるのでよけいな出費だ。それなのに、中山10レース、完全に差し切って勝ったと思ったルッジェーロが、さらに後ろから差される。ほかも2着3着だのなんだの、どうなってるんだ。

ところで、タイトルの「スタートで安目を売る」について、これは一般的に通用する言葉なのかどうか。というか、おれもはっきりとは定義できない。競馬用語だ。他の公営競技などで使うかはしらない。ともかく、ゲートが開いていいスタートを切れなかった、ということだ。2馬身、3馬身置いていかれる、というほどでもない。とはいえ、逃げ馬なり先行馬なりが、スッと先手を取れなかった、そんな感じ。たとえば、昨年のキセキの有馬記念なんかもそんな感じだろう。スッと行けなくても前に行かなければいけないから、脚を使う。すると、今度は勢いがつきすぎてしまって、思ってたよりハイペースになってしまったりもする。いずれにせよ、いい話じゃない。いい話なんてこの世にはないのだ。

まったく、そういうことなのだ。