日本酒詰め合わせいただきました。いつもありがとう。これで今晩も酒盛りです。自分で買った酒、いただいた酒、いただいた酒だけでも毎晩酒盛りできます。なんなんでしょうか。ありがたい話です。なんならコロナ（ビール）でもなんでもお恵みください。
で、話は日記になります。このところの日記となると、やはりCOVID-19、新型コロナウイルスの話になってしまうわけであります。それだけニュースというニュースはコロナにあふれております。どれだけ感染者が出た、こんなに経済的なショックがある……。
そんなニュースを見すぎると良くない、という話があります。暗いニュースに気持ちが引きずられて、精神状態が悪くなるというのです。一理ありと思います。
が、しかし、私の場合はどうでしょう。もとより精神障害者の気持ちが壊れた人間、双極性障害の人間、こんな場合はどうでしょう。暗いニュースを浴び続けて、鬱の方に脳が引きずられていくのでしょうか？
これが、あまり言いにくいことではあるのですが、逆、なのですよね。変な話なのですが、暗いニュース、悲惨な話、困った人の話題を見ると、自分の憂鬱をそこに乗せて、流せてしまうような気になるのです。うーん、これはうまい表現ではない。うまく表現できない。なんというのでしょうか、自分ひとりのちっぽけな悩みや苦しみを、もっと巨大なものに混ぜ込んでしまって、おれはひとり他人事、と言いますか。
それもこれも、私の業種が目下のところ新型コロナウイルスの直撃を受けるようなものではない、というところがあります。そして、年度末は例年通りひどく忙しい。とても忙しい。目が回るほど忙しい。忙しいぶん、お金にはなるはずです。もちろん、私も健常者ではないので、ひどく疲れやすい。それでも、日々、新型コロナウイルスが巻き起こす、日本の、世界の、悲惨な話を見聞きして……癒やされている。癒やされているというのが言い過ぎであれば、ごまかしている。自分の一部を切り離して、世界の悲惨さに押し付けている。そんな具合なのであります。
いずれ、私の業種にも回り回って不況が訪れるでしょう。現に、年度末明けの四月以降の大きな仕事の話がない（これも例年のことではありますが）。もちろん、忘れてはいけないのは、自分や自分の職場の人が新型コロナウイルスに感染する、というリスクもあることです。いったい、この国は、この世界は、おれの持っているちっぽけな投信と株はどうなってしまうのか。それより、おれの職はどうなってしまうのか。そんな心配、いくら心配しても足りません。
だから、私は酒を飲む。酒を飲んで、抗精神病薬と睡眠導入薬を飲んで寝てしまう。どうなるものかはわかりません。どうにもならないとなったら、もうずっと寝ていたい。あるいは、みなと一緒に世界の終焉を見てみたい。そんなことを考える毎日なのであります。
それでコロナビールを贈ってくるやつがいたら、そいつはそうとうに悪いやつだな。おれくらいに。
