SMBC日本シリーズ2020 読売の敗北にマゾヒスティックな快感すら感じる

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読売がソフトバンクにスイープされた。なんだかんだいって、四戦すべて見ていた。すべて見て思った。

「レベル違うわ」。

そしてもう、ソフトバンクのピッチャーが平然と150km/hのボールで巨人打線を沈黙させ、圧倒的なスイングスピードとパワーで巨人投手陣を粉砕するたびに、なにやらマゾヒスティックな喜びすら感じるようになっていた。おれには意外な感覚だった。

え、物心ついたときからのアンチ巨人だからそうなのだろう?

ちょっと違う。にっくき読売が負けるのは嬉しいが、今回はマゾヒスティックな喜びを伴っているのだ。そこには、どこかかやられている巨人に感情移入があったということだ。

巨人のどこに感情移入したのか、というと、「こんな巨人に圧勝された同じリーグのチームのファン」ということになる。つまりは、こんな巨人に負けた広島東洋カープのファンとして、さらにその巨人がホークスに陵辱されるさまを、「いやっ……やめて、くやしい、でも……!」って感じながら見ていてたということである。

そうだ、今シーズン、セ・リーグは巨人に独走を許した。だが、その巨人なんぞ、ソフトバンクの前には全く歯が立たなかった。紙一重の差で、とか、流れが、とかでは説明できないレベルでレベルが違った。おれにはそう見えた。あひぃ。

それにしてもソフトバンク・ホークスは強い。強いよな。まずマネーのパワーがあって、補強もできるし、育成もできる。育成選手をたくさん取って、ダイヤの原石を手に入れることができる。そして、その原石を磨き上げるだけの体制と設備がある。あるいは、トラックマンかなにかを駆使してデータを解析する部門もしっかりしている。パワー+データ=無敵。これである。かなわんよな。

……というわけで、今後セ・リーグはどうしていけばいいのか。どうも、ここまで差がついてしまうと、原辰徳の言うDH制導入というのはいいかもしれない。DHなしでほぼ打力のない投手の代わりに、四番打者が入ってくる。そりゃ投手も厳しいが、それだけ鍛えられるだろう。おれは投手が打線にあって、「次の回に打順が回ってくるから、この回だけはなんとか……」みたいな駆け引きがきらいじゃないが、ここまでセ・リーグパ・リーグに差が出てしまっては、そんなことはどうでもいいからDH導入していいんじゃねえかと思う。DHがすべてとは言わないが、もうそんなことは言ってられない、と。

で、この舞台にしばらく立てるかどうかの我が広島東洋カープはどうしよう。今からトラックマン取り入れるべきだろうか。12球団中11球団が取り入れている解析システムである。もう、會澤翼鈴木誠也も導入希望してんだから、ってのは前にも書いたけど、周回遅れでいいから入れてもいいんじゃないのか。……でもなあ、機材、そして人材、コロナ禍で経営的にダメージを負った今、厳しいかなあ。金のことで心配されるチームなんだ、カープは。

となるとなんだ、カントリーの送り込んでくる外国人選手が大当たりで、今年一軍で顔を出し始めた若手が躍進して、鈴木誠也が日本にいるうちに……って神頼みにちかい希望をするしかないのか。いや、しようじゃないか。それでせめて、読売には勝とうじゃないか。せめてCS(来年はできる……のかな?)で叩きあいしようじゃねえか。あ、交流戦もあるのかな。コロナでなにもわからん。わからんが、まあともかく2020年の日本シリーズパ・リーグの強さ、ソフトバンクの強さだけが際立った。弱い方のリーグの弱いチームのファンとしては、なんとかならんかと、ぐだぐだ言うばかりである。いやはや、いやーん。

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