精神科とか心療内科とかの初診予約に時間がかかるのなんとかならねえか?

とりあえず、以下のページを読むのです。読むのです。

blog.tinect.jp

 

……読みましたか?

あなた、読みましたね?

なんと、おれが書いたものです。

では、こちらの楽屋話というか、付け足しに移らさせていただきます。楽屋話が面白いという人もいるのです。

で、おれが言いたいのはこの記事のタイトルにある通りのことです。匿名ダイアリーなどで「精神病んでるかも?」というような人には、「初診の予約には時間がかかるから、早めに動いたほうがいい」というコメントを残すようにしています。なにせ、上の記事にある通り、「初診は二週間後です」というのは二回か、三回か言われたからです。

でもね、ちょっと待てよ、と言いたくなるわけです。世の中には余裕を持って、「なんとなくメンタルの調子が悪いようだから、念のため予約しておくか」という人もいるでしょう。

でもね、多分だけど、「もうダメだ、もう精神科にかかるしかない!」という人は少なくないのですよ。いきなり寝床で身体が動かなくなったり、会社に行こうとしたら足が動かなくなったり、理由もなく涙が流れ出て止まらなくなったり。

もう、救急なんですよ。今すぐどうにかしなきゃ、どうにかなってしまう。そんな気持ちで精神科やら心療内科やらに問い合わせる。すると、「初診は二週間後まで埋まってます」みたいになる。かといって、救急車を呼ぶというのは違う気がする……。

そりゃまあ、躁状態で大暴れしたら、周りの人が救急車を呼ぶこともあるかもしれない。しかし、おそらくは精神の問題で身体が動かなくなった人間は、たぶん救急車を呼べない。かといって、二週間も待てない。

おれは、上の記事にある通り、当日午後に診てもらうことができたわけです。でも、それって偶然にすぎない。おれが初診から通いつづけるクリニックが、やばそうな初診を当日受け入れる方針かどうかは知らない。たまたま、その日の午後は「あんまり予約無いな」ということだっただけかもしれない。もう、本当に運。運としか言えないわけです。。おれは運良く、絶望的なタイミングで、よいクリニックに、よい医師に巡り会えた。運、それだけなわけです。

で、運だけでいいのかよ、という気がしてならない。精神障害者の先輩(?)として、「運頼みだよ」とはあまり言いたくない。できることなら、急に身体が動かなくなった人、足が止まった人、涙が止まらなくなった人に、すぐに精神科の診療を受けてもらいたいと思います。無論、医師や薬との相性というものもあるけれど、とりあえずは一刻も早い処置が必要だって思うわけだ。

開業医の精神科の予約システムがどうなってるかわからねえけど、切羽詰まって問い合わせてきた人を優先してほしいなと。無論、今となっては、初診というのに時間がかかる、かけねばならぬという事情もあるとは思います。しかし、救急なんよ。そのときなんよ。そこで諦めてしまって、一人で長く苦しみを抱え続ける人もいるかもしれない。最悪の場合は死に到ることもあるかもしれない。

だから、今現在のおれのような五分診療患者、薬が完全に切れるというならともかく、ちょっと余裕あるな、というやつは後回しにして、初診の、その時が重要な患者さんを優先してもらえんもんでしょうかね。もちろん、おれは患者という当事者であって、医師側の事情を知るわけでもない。そのあたり、詳しく書いてくれる方がおられればよいと思います。

でも、ともかく、限界まで来ちゃった、切羽詰まった、後のない、初診希望の患者がいるってこと。その人にとって「二週間後」の予約では間に合わないかもしれないこと、それをおれはあらためて主張したい。主張なんて生意気だ。お願い申し上げたい。そんな気持ちなのです。

 

以上。

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