広島カープのホームゲームをオンライン配信で見られるのはJ SPORTSオンデマンドだけ!【ゴミサービス!】

待ちに待ったプロ野球開幕戦。もちろん、おれも我が広島東洋カープの試合を見たい。見たいが、ホームゲームのオンデマンド配信はDAZNではやっていない。カープと地元局となんらかの利権があって、12球団のうち11球団までネット配信で見られる各球団のホームゲーム、カープだけはJ SPORTSオンデマンドで見るしかない。

おれは悩んだ。悩んだ末に、今年もとりあえずはJ SPORSTオンデマンドに登録するか、金を出すかとなった。実に開幕戦のプレイボール30分前くらいのことであった。おれは登録した、金を出すことにした。月極契約、もう今月は残り少ない。少しの我慢で一ヶ月分浮く。が、おれは我慢ができなかった。今年のカープ、一刻も早く見たくなったのだ。職場で登録を終えた。

やっぱり、見たいよな、生放送で見たいよな、開幕戦。

で、おれは帰宅後すぐにAmazonタブレットでアクセスしようとした。が、なかなかつながらない。もうオンボロのタブレット、動画配信はきついのか? iPhoneで繋げようとした。繋がらない。しょうがない、ノートPCにHDMIでつないでテレビに映すか、と思った。それでも繋がらない。

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結局、おれがこの日見たカープの開幕戦は、この画面であった。試合は僅差で負けた。そんなことはどうでもいい。開幕戦だ。そのどきどきを味わいたかった。おれは、楽しみにしていたのだ。

だが、J SPORTSオンデマンドが見せてくれたのは、上の画面だけだった。「ご不便」とはなんなのか。こういうのを「不便」というのだろうか。おれが金を払う。その対価としてカープのホームゲームが見られる。だが、おれは金を払い、その対価として「メンテナンス中」の静止画を見せる。それを「不便」というのだろうか? そこにおれはなにを「ご理解」すればいいというのだろうか。おれにはさっぱりわからない。

おそらく、J スポーツ オンデマンドにとってみれば、カープのホームゲームの配信を独占できたのだし、それだけでもう十分だったのだろう。放っておいても愚かなカープファンは課金するだろうし、配信できなければ「メンテナンス中」と出しておけば「ご理解」してくれるだろうと思っているのだろう

おそらくは高給取りのJ SPORTSオンデマンド様の社員には、貧しい人間がなけなしの金を払って「カープのホームゲームを見たい」という思いなどわからないだろうし、「メンテナンス中」の画面を出しておけば、とりあえずはそれでいいと思っているのだろう。「ご理解」してくれるよねって思っているのだろう。それが嫌ならCSにでも契約すれば? ご自由に。

金のないものは、こういう目に遭う。そして、独占契約を得た大企業様は「メンテナンス中」画面で高いびきだ。年に一度の開幕戦を見られなかった人間のことなどまったく考えていないし、それに恨み言を記す人間など、馬鹿にして笑っているのだろう。そして、「どうせお前は馬鹿みたいなカープファンとして、ホームゲームを見るためにうちと契約し続けるしかないんだよ」と考えているのだろう。

DAZNが褒められた配信をしているとは思わない。思わないが、カープのホームゲームを独占する身でありながら、このJスポーツの情けなさはなんなのだろう。いや、情けないのは、この企業と契約せざるを得なかったおれなのだろう。Jスポーツはおれを馬鹿にして、せいぜいお詫びのペラ一枚をアップするくらいのことだろう。

だが、おれはこの今日という日の恨みを忘れない。おれは金を払った。その対価が受け取れなかった。それは「不便」であり、「ご理解」といった企業のことを忘れない。この屈辱を忘れない。恨みを忘れない。J SPORTSという大企業のする、貧しいユーザーに対する仕打ちを忘れることはない。

これが、おれ2021年の、プロ野球の、カープ応援の始まりだ。惨めで情けない。愚かな選択をしたことだと思う。これもどれも全てもおれの無能、貧乏がもたらしたものだ。それを見て、株式会社ジェイ・スポーツ社はなんにも思わないだろう。あざ笑っていることだろう。「メンテナンス中」で金が取れて小銭を儲けたと思っていることだろう。この世はそのようにできているのだ。