『マトリックス レザレクションズ』を観たような気がする。すまない、けっこう前の話だ。べつの映画の感想を書こうとして、ふと思い出したんだ。
『マトリックス』。それはもう夢中になった……かな。なんかパソコンの壁紙をあんなふうにした覚えはある。うん、すごくいい映画だった。だが、続編が作られるごとに、そこそこSFを読んでいたおれ(いや、その当時はそんなに読んでいなかったっけ?)も、「なんだかよくわからんなー」となって終わったような気がする。
そのあたりをリセットして、一作目の後として作ったのが『レザレクションズ』らしい。とはいえ、ここから新たに『シン・マトリックス』四部作を作るんだ、とか、そういう話でもないらしい。
Wikipediaによればこうだ。
本作はラナが両親の死の悲しみを紛らわせるために制作した単独作品で、続編の予定はない
まあ、なんというか、手なぐさみといってはなんだろうか、そういったものだ。そして、そういったものとしては、そういったものとして、「ああ、『マトリックス』ってこんな感じだったっけ」と思わせてくれるには十分だったように思う。続編をよく覚えていない人にも、「なんかそうなんだっけ」と思わせてくれるもののように思う。まあ、それ以上でもそれ以下でもないのだけれど、元が『マトリックス』なので、まあそのレベルも高いよ、という感じだろう。
というわけで、なにかいろいろ政治的正しさのメッセージを解釈したりとかの余地もあるだろうが、作品としては一本でそれなりに『マトリックス』でした、としか言いようがないような気がしたというか、まあそんなんだから、感想も書かずに放っておいたのかもしれない。ごめん、そんなところ。