寄稿いたしました。
雪害のニュースを見て、将来の地方都市消滅、少子高齢化社会とその敵について書きました。ぜひお読みください。
参考にしたのはこの二冊です。
ちょっと前の本だけど、AIとかで新しい統計とかを追いながら読むと面白い。「予想より認知症患者増えてないな。特効薬はなくても、なにか有効な医療の発展があったのか?」とか。
で、この両方の本で予想されていたのが、東京圏の急激な高齢化。東京一極集中は続いていて、長引いた不景気で地方ではさらに職がなくなっている。それで、NHKのほうの本にあったけれど、ほとんど無一文で東京に出てきて、寮あり、食事あり、日払いの警備会社に雇われていく若者、あるいはもう若者でもない人たち。もちろん、彼らは結婚もできないし、将来満足な年金をもらうこともできない。東京で失業して、そういう立場になってしまった高齢者も少なくない。2016年より今では、さらに進んでいるかもしれない。
それで、おれが上の記事で書いたように、地方では障害者とかが暮らしにくい。医療のリソースが足りないし、自動車という足も必要になるし、大雪が降るようなところではさらに致命的だ。そういう人も東京に出てくるだろう。あるいは、高齢者も子供をたよって(子供が親を呼び寄せて)東京に集まる。
いずれは、東京は弱者の都市になるかもしれない。それを支えるだけの福祉は、たぶんないだろう。
で、こっからはおれの妄想なのだが、地方はどうなるのか。地方で高齢者は激増しない。激増するだけの若者も中年もいないから。でも、割合は多くなる。やがて消滅する。……消滅するだけなのか? いや、むしろ強者が地方に住むようにはならないか。
健常者、健康な人には雪かきも雪おろしもへいちゃらかもしれない。仕事に優れていれば、リモートワークでどこでも生きていけるかもしれない。あるいは、高度にIT化、省人化された大規模な農業などをやるエリート農家などがいてもいい。
大量の弱者(高齢者)が東京圏に集まり、地方には少数の強者エリートが暮らす。地方のエリートはもう大邸宅とか城とか建てればいいし、超優雅に暮らす。東京ではどんどん減っていく福祉のリソースに弱者が群がる。その都市圏にエリートたちが食糧などを供給する。
……うーん、あまり現実的ではないか。やはりみんな東京が好きか。でも、なんか、逆に、人がいなくなりすぎて、それで、かつては農業とかが盛んだった土地が残されていたら、なんかチャンスならんかな。ならんかー。やっぱりこう、無人地帯が広がるのかな。その無人地帯をドローンが巡回して見張りだけはする。そんな感じだろうか。国防のためには島嶼部にも人が住んでいることが大切だとかいう意見もあるけど、それはそうなんだろうか。自衛隊だけが住むのだろうか。屯田兵だろうか。それよりも、若者人口の減少で自衛隊も維持できなくなるなんて話があるが、どうなるんだろうか。「機械化歩兵」が文字通りのロボットになる日も来るのだろうか。なにかもう全部SFじみた話になるが、しかし、まだ世界でどの国も体験したことのないジェットコースターだ。そして人口減少は確実に起こるのだ。いくらでも想像して、想像しすぎるということもない。
しかしなんだ、人口減少の話になると、あんまりいい話は出てこない。道路は陥没し、水道管は水を噴く。もうインフラの維持管理補修も限界だ。せめておれが死ぬまでは、せいぜいこの2025年くらいの豊かさであってほしいと思うだけだ。おれだけは逃げ切りたい。そして、こういうおれみたいなのが、日本の敵だ。覚えておけ。

