大腸切除、人工肛門造設の6時間の手術をしました

月曜日に入院。血液検査とかレントゲン、検温で熱あり。

 

火曜日手術。朝の8:50から。病室を出るとき、自分のバッグのポケットがことごとく開いているので、看護師さんに閉めた方がいいと言われる。

 

手術室までは歩き。眼鏡着用を希望していたのでよく見える。見えないと危ない。手術室前で何度も本人確認。「なんの手術ですか?」という問いに、むちゃくちゃ噛んで「大腸せちゅじょと、人工造設です」とか言ってしまう。

 

手術室。まずは麻酔。ここではまだ眼鏡をしていて、部屋の中に折りたたまれているDa Vinci Xiを見た。その後眼鏡外されたか。

 

麻酔は腕から。点滴で少しぼんやりしたところで、背中のに。最後の麻酔医診察で「背中のは痛いですか?」と聞いたら「下手な人がやると痛いです」と答えた麻酔医その人がやってくれた。強い痛みというより、奥深くに刺さってくる妙な感じ。

 

続いて口にガス。最初は酸素が流れている。なんかこれサイズ小さくないか? と、思ったら、「深呼吸を3回して下さい」と言われる。当然、記憶はここで途絶える。

 

目が覚めたらベッドで運ばれているところだった。「痛いところはありますか?」と聞かれたので、そのとき瞬時に感じた身体の鈍い痛みである「股間の管が……」を主張。「少し違和感ありますからね」とスルー。

 

その直後から、おれの身体はガクガク震えはじめた。ブルブルではなく、ガクガク。「寒いですか?」と聞かれるも、そうではない。強い貧乏ゆすりのように身体がガクガクした。

 

その後、病棟の病室に戻る。8:50(※最初9:50と書いてましたが8:50が正しいのでした。タイトルも修正しました)から、15:00……ちょっと前の14:50までの手術でしたと言われた。そのあと、記憶があまりない。いや、あった分はXにポストしてある。夜のことは覚えている。あいまいに。術前からあった熱が38.4くらいまで上昇して、ただでさえ苦しいところ。そこに管がたくさん繋がって平常ではない。ナースコールもしたし、見回りに来た看護師さんに手をあげてなにか頼んだりした。

 

痛みより痒みが強く、その痒みが手術跡ではなく胸元くらいで、自分の手で引っ掻いていた。引っ掻くと、術後着の肩のマジックテープが外れて、管も絡まり、どうしようもなくなった。

 

ほとんど眠れなかったか、翌朝、痛み止めの点滴を入れてもらう。と、身体全体が麻痺したようになって、これが効果かと思うも、手もほとんど上がらない。ナースコールのボタンも持てない。看護師さんが来たタイミングで「あの、腕が麻痺して」と声をかける。ちなみに、手術の副作用と、水分を一切飲まないので、声はかすれてほとんど出ていない。

 

麻痺となると何事となって、動けるだけ動かしたり、手を握ったり、足を動かしたりする。いったん麻酔を止めて、麻酔医へ連絡などしてもらう。結果、麻酔医の指示は麻酔の再開とレキソタンの服用だった。レキソタンは普段から飲んでいる抗不安剤だ。

 

これが効果覿面だった。レキソタンで短い眠りに落ち、起きてみるとずいぶんすっきりしていた。腕も動く。そこでナースコールしたかどうか覚えていないが、よかったよかったということになった。使った麻酔は腕を麻痺させるようなものではないとのことで、手術のダメージと発熱によるものかということになった。

 

さて、この手術の一番の肝は……もちろん希少がんである直腸NETを切り捨てることだが、大きいのはストーマ(人工肛門)の造設だ。それはどうだったのか。初日には正直わからんかった。身体中が管に繋がり、何がなんだかよくわからない。それが実感だった。

 

……と、これが、手術の日の話で、術後1日目からはまた別に書きたい。とりあえずiPhoneより送信