KJ in the place to be! クライマックスシリーズファイナルステージ第一戦

クライマックスシリーズファイナルステージ第一戦。試合内容としてはタイトル通り、先発のクリス・ジョンソンが圧倒的だった。そして、投手に比べると水物である打線の方も打ってくれた。上々の滑り出し。いや、滑り出しとかなんとか言ってられないかもしれない短期決戦。もう、なんでもいい、とにかく勝つ! これだけだ。

と、こんな記事を見つけた。

 

広島一丸、新井の教えと黒田のビデオでV率100% - 野球 : 日刊スポーツ

 互いにハイタッチを繰り広げ、声を出して部屋を出た。試合開始直前、ロッカー室近くの会見室。横3メートル超の140インチ巨大スクリーンが用意され、ナインが集められた。サプライズで映し出されたのは約7分のビデオ。優勝の瞬間から、厳しいキャンプの練習、好プレー、死球シーン、涙するファンまで。戦いのスイッチは自然と入った。そして締めくくりだった。

 「新たな 歴史を 作るのは 俺たちだ!!!」

 発案者は黒田だった。ヤンキース時代にチームが作成し、見ていた経験を還元。ジャクソン、ヘーゲンズのお気に入りの曲も盛り込んだことで一体感も増した。サプライズ要素を大切に、小窪と新井以外は知らなかった。「みんなで一緒にという気持ちで」と黒田。

黒田博樹らしくない、といったらなんだけれども、なんというかきめ細かでいいサプライズ。少し試合が空いてしまったが、一気にシーズン中の熱を取り戻せたんじゃないだろうか。いや、そう簡単にスイッチが入るものかどうかはわからないが、少なくともこれを用意した黒田という男の意気と気遣いは伝わったに違いない。

しかし、これがアメリカ直輸入のアイディアというところも面白い。さまざまな数字に還元されていく野球というものも、やはり人のすること。モチベーションの上げ方もナイスなやり方がある。あるんなら取り込めばいい。なにやら堅物感のある黒田が、そこに目をつけ、実行した。すばらしい。

というわけで、おそらくカープはナイスな感じでクライマックスシリーズをスタートさせた。このナイスな感じにナイスなホームでナイスに勝つ。KJが良すぎたために中継ぎ、抑えのピッチャーに出番はなかったし、そのあたりで一つ二つ落とすかもしれないが、ともかく、おれはもうクライマックスシリーズ勝ち抜ける気でいるぜ! 日本シリーズの相手はどっちだ? 大谷翔平が先発しそうだったら、あえてKJ、野村、黒田をあてずに、若手を使うというのも孫子の兵法(孫ピンの競馬のエピソード)。いや、先走り過ぎか。だが、やっぱり今年ばっかりは許してくれ!

 

カープV7グラフ ?25年ぶり リーグ優勝への道

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