day1
俺は札幌生まれ鎌倉育ちなので、生粋の浜っ子ではない。というのが関係あるのかどうかわからないが、このくらいの季節にそこらでやっているイベントの区別がよくわからない。開港祭というのは一日限りのもので、ハマスタの横でやってるバザーはべつなの? Y152って? Y150の失敗をあと50年語り継ごうというの? あと、だいたい山下公園ではドラゴンボートレースやってるような気がする。day2
F1を見たあと、自転車で走りだすが、天気が悪くなりそうな予感がして一時間もしないで戻る。山下公園で東北の野菜直売をやっていたかと思い、買いに寄る。ついでなので、横浜スタジアムのバザーも通る。ダイエット中なので買い食いなどできない。部屋を片付けているところなので、植木鉢を買い足すこともない。ただ、脱皮するたぐいの多肉植物、リトープスかなんかがあれば買おうかと思っていたが、残念なことになかった。かわりに、でもないが、「うまくて生姜ねえ」を買う。震災後に、府中とか、こういった出店でいろいろ食材を買うけれども、みなうまい。というか、ふだんあまりいいものを買っていないということだろう。
山下公園ではドラゴンボートとよさこいコンテスト。野菜は売り切れたか勘違いだったか買えず。かわりに、更木桑茶というのを買う。岩手の出店だ。おっさんになると、健康茶のたぐいに食いつくようになる。ほかに飲んでいるのは薬局で買ったゲンノショウコ茶だ。
その奥のステージに太鼓が並んでいた。気仙沼の浪板虎舞とある。はじめ、県人会の人によるものかと思っていたら、現地から長い道のりをバスでやってきたという。家族や家を津波で失った人だという。その紹介をする人の声量や話しっぷり、迫力にはおどろいた。すごい人がいるもんだな、と。
そして太鼓が始まる。正直言って、あれだ、おっさんになると涙もろくなるところもある。虎が高い木に登って、パッと口開いて、「祝!横浜開港152周年」とか垂れ幕たらしてくれたりして、いや、そんなに祝されるもんじゃねえですよ、みたいな。
披露が終わって、長い拍手。涙を拭う人もいれば、声援も飛ぶ。と、その拍手をアンコールととったか、冒頭のあいさつをした人が、「さわりの部分だけもう一度」と。けっこう疲労困憊なのが見て取れただけに、少し笑いも漏れる。
で、最後に登場したのが八名信夫from悪役商会。あれ、あの迫力の人、八名さんに似てないか? 兄弟? などと思う。今調べたら、悪役商会の俳優さんらしい。
実は、うちの俳優が幹事長として、皆さんを連れて来るんだ。
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震災の日から、ずっと消息を探し続けて
やっと声が聴けたのが、3月末だった、あの彼だ。
カメラを送って「いつか子供たちやお年寄りの笑顔が
撮れるようになったら良いな」と話していたんだけれど、
気仙沼浪板の皆さんと、演技に来てくれると聴いて
喜んでいる。
八名信夫は青汁ジョークなどで場を盛り上げ、「石原軍団だけじゃないぞ!」って頼もしい感じ。
いや、しかしよかった。思わず、ということもないが、ボーイスカウトの募金箱に募金箱に入れる金額としてはいつもよりもずいぶん多めに募金して帰った。帰ってテレビをつけると馬券を外していた。