2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ザトウムシはわりと早く歩く

とくにどことは言えないが森の中での話である。いま、職場で確認して思ったが(というか、愕然としたが)、合ってたと思ったピントが合っていないものが多く、これはカメラが壊れてるんじゃないか(たぶん)。 wikipedia:ザトウムシ 長い足を伸ばし、豆粒の…

『けいおん! highschool』を読んで普通に続きが読みたいと思った

けいおん! highschool (まんがタイムKRコミックス)作者: かきふらい出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2012/10/27メディア: コミック購入: 15人 クリック: 221回この商品を含むブログ (66件) を見る ほとんどタイトルオンリーなのだけれども。 『けいおん! co…

さよならアルマール

処方箋薬局で「こちら薬剤の名前が変わりますが、中身は変わりません」とかいうので、「あれ、最初に指定して以来、だまって全部先発薬で出てくるのに?」とか思ったら、アルマールの名称変更だった。 大日本住友製薬株式会社は1月16日、「アルマール錠5/錠…

園子温『希望の国』を観るのこと

http://www.kibounokuni.jp/ 園子温『希望の国』を観た。事前情報はあまり入れていなかった。福島の原発事故以後の、架空の県を舞台としているということすら知らなかった。ただ、ある日、たまたまチャンネルがあった教育テレビのドキュメンタリで、この映画…

もしおれがフランクルの『夜と霧』を読んだら

夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録作者: V.E.フランクル,霜山徳爾出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1985/01/23メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 101回この商品を含むブログ (120件) を見る 「ただ一つのことを君達に忠告する。それはひげを剃れ、…

この世の中の愚かな乗り物〜宮崎駿『泥まみれの虎』を読む〜

泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート作者: 宮崎駿出版社/メーカー: 大日本絵画発売日: 2002/07/15メディア: 大型本購入: 9人 クリック: 104回この商品を含むブログ (41件) を見る いつだったか女と一緒に靖国神社の遊就館に行ったことがあった。いろいろの展示…

さて、帰るか

熱でボケーッとしながらNHKの料理番組みてえの見てたら、その道で有名みたいなババアが手間の掛かるネギのスープの作り方とか紹介してて、そんで人間、季節を迎え撃つように準備するのが必要だとかおっしゃる。冬を前には体の芯から温まる食材を、暑い夏の前…

想像力の飛躍と着地〜半村良『石の血脈』を読む〜

石の血脈 (集英社文庫)作者: 半村良出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/05/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (25件) を見る 国枝史郎『神州纐纈城』のあと、「『フルシチョフ回想録』じゃなくて、なにか伝奇読みてえな」って…

ベリヤ好きなら警戒! 『ベリヤ スターリンに仕えた死刑執行人 ある出世主義者の末路』

ベリヤ―スターリンに仕えた死刑執行人 ある出世主義者の末路メディア: 単行本★きちんと調べたわけではないが、前に読んだタデシュ・ウィトリンの『ベリヤ 革命の粛清者』とこの本が、邦訳されて、なおかつ本屋や図書館手に入るベリヤ本ではなかろうか。 ★し…

ハクビシンかなにか続報

ほんとにいたのかハクビシン - 関内関外日記(跡地) これの数日後だったか翌日だったか、アパートを管理する不動産屋からの封書が届いた。曰く、なにか住んでるっぽいので市(だったか区だったか)の害獣をなんたらするどうたらにお願いして捕獲器を設置す…

見終えたアニメ、見はじめたアニメ

思いうかぶままにつらつら行くと、今期はじまった中で外せないのは『ガールズ&パンツァー』かと思い、無砲塔戦車かと思えば三突、多砲塔だからソ連かと思ったらアメリカ、などという中途半端さではいけないと思い、おれももっと戦車にも詳しくならなければ…

熱発一つでぜんぶ狂う

土曜か日曜かから体調を崩して熱発。医者には行ったが、クラビット錠500mgに解熱・鎮痛効果あるのかわからず、効かんので市販薬飲むはめに。これに、喉の咳止め、痰切りの3錠加えて、さらに「お薬手帳」出してもなんの注意もなかったので抗不安剤2種と抗うつ…

「人間、死ぬときゃ死ぬんだよ!」と若松監督は言った

12日夜に東京・新宿区内で交通事故に遭っていた映画監督の若松孝二(わかまつ・こうじ)さんが17日午後11時5分、搬送先の病院で死亡した。76歳だった。 http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20121018-OHT1T00010.htm 映画監督若松孝二が…

平岩弓枝『椿説弓張月』を読む

椿説弓張月 (学研M文庫)作者: 平岩弓枝出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2002/05メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る すばらしい伝奇百合ゲー『アオイシロ』は、結構なところで『椿説弓張月』を素材に使っている。んで、ゲー…

【おいやめろ】『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』を読む

今週のお題「文化祭や学園祭の思い出」 ↑……とかいう文言を、見ただけで怖気だつような思いをする人間というのは、「おいやめろ」とタグをつけたくなる人間は、この世で息をしている人間のうちどのくらい存在するのだろうか。よくわからない。ただ。少なくと…

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』の後編を見たような……

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』の前編を見たような…… - 関内関外日記(跡地) シネコン行きの登りエレベータ内のことだ。階と階の間、エレベータが動いているときに、小学生低学年くらいの女の子が、開閉ボタンなどをカチャカチャいじっていた。そこで彼…

国枝史郎『神州纐纈城』を読む

神州纐纈城 (河出文庫)作者: 国枝史郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/11/02メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 109回この商品を含むブログ (25件) を見る 図書カード:神州纐纈城 すばらしい伝奇蘊蓄百合ゲー『アオイシロ』のファンブックを読ん…

おれのオムライスにモンブランのっけたのは誰だー!?

※以下は「うそ、おおげさ、まぎらわしい」表現をモットーとする人間の書いた個人的な感想です。 おれのオムライスにモンブランのっけたのは誰か? このモンブランののったオムライスを作ったやつだ。なんでそいつはオムライスにモンブランのっけたんだ? オ…

浜離宮はいいところ

打順もポジションもわからない。 しかし、山手駅は実在する。 話は変わるが、浜離宮恩賜庭園へ行った。駅も非常に近いのですばらしい。 しかし、東京のビル、ビル群には破壊衝動を起こさせるなにかがあるのではないか。いろいろの特撮やアニメがやってきたよ…

折口信夫『言語情調論』に目を通す

言語情調論 (中公文庫)作者: 折口信夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る なにを言ってるかさっぱりわからんから「読んだ」とも言えんが、一応すべての文字と記号には目…

いまさらながら『アオイシロ』はすばらしい。続編出ねえのかよ?

アオイシロ この日記に『アカイイト』の話はあるのかと思ったら、あった。 『アカイイト』 - 関内関外日記(跡地) 最後にはこう書いてある。 ……とか、思ってたら、なんだ『アオイシロ』って。姉妹作? 前は盆地で今度は海? 正直言って欲しい……が、7000円台…

『善き人のためのソナタ』を観る

善き人のためのソナタ [Blu-ray]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2010/08/25メディア: Blu-ray購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (1件) を見る 『善き人のためのシュタージ』……もといソナタを観る。最近の趣味と…

iPS細胞とは関係ない〜『レーニンをミイラにした男』のメモ〜

モスクワの赤い広場にひとつの霊廟があり、そのなかにレーニンの遺体が横たえられている。私は、このような公然たるロシヤ革命への侮辱、人民の新しき世代への侮辱、進歩する人間精神への侮辱、未来の無階級社会に対する侮辱が、ひとびとの批判もなしに数十…

ほんとにいたのかハクビシン

夜9時くらいに天井あたりからカサコソ音が聞こえる。爪が床に当たるような、人の出す音ではないような。前に見かけたハクビシンが空き部屋に住んでいるのかなどと想像。— 黄金頭さん (@goldhead) 1月 12, 2012 今のアパートに引っ越してしばらくのつぶやき。…

さよなら、ラヴレンチー〜『ベリヤ 革命の粛清者』を読む〜

ベリヤ―革命の粛清者 (1978年) (ハヤカワ・ノンフィクション)作者: タデシュ・ウィトリン,大沢正出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/02メディア: ?この商品を含むブログを見る ラヴレンティ・パーヴロヴィッチ・ベリヤ、スターリン治下のソ連の治安の親…

篠山紀信の写真展に行く

篠山紀信展 写真力|東京オペラシティアートギャラリー 篠山紀信といえば、おれの中で高岡早紀のおっぱいを撮って流通させたという功績をもって、おれ連邦人民文化英雄に輝いているのだけれども、正直言って写真芸術とか写真家とかについてはまったく知らな…

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』の前編を見たような……

「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」公式サイト 「なんでもかんでも3.11と関連づけるな」……という文言をたまに目にします。社会評論であるとか、なんらかの作品批評、さらにそれらに対する意見としてです。たしかに関係あるものもあれば、ない…

サヴィンコフ『テロリスト群像』を読む

テロリスト群像〈上〉 (岩波現代文庫)作者: サヴィンコフ,川崎浹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/03/16メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見るテロリスト群像〈下〉 (岩波現代文庫)作者: サヴィンコフ,川崎浹出版社/メーカー: 岩波書店発売…

十月の抜け殻

フイリヤブランの花が咲く季節になりました。おもしろくもない。くだらない事情によってくだらなく伸びた納期、妙な暑さと寒さが体躯から(もともとそんなものありはしない)活力をうばいます。人生の多くの時間をおもしろくもなければうつしくもないものを…

『ロシア秘密警察の歴史―イワン雷帝からゴルバチョフへ』を読む

ロシア秘密警察の歴史―イワン雷帝からゴルバチョフへ作者: リチャードディーコン,木村明生出版社/メーカー: 心交社発売日: 1989/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見る モンゴル人の統治のエッセンスを受け継ぎ、イワン雷帝から400年にわたって鍛え…