さよならアルマール - 関内関外日記

　処方箋薬局で「こちら薬剤の名前が変わりますが、中身は変わりません」とかいうので、「あれ、最初に指定して以来、だまって全部先発薬で出てくるのに？」とか思ったら、アルマールの名称変更だった。

大日本住友製薬株式会社は1月16日、「アルマール錠5／錠10」（一般名：アロチノロール塩酸塩）の販売名を、『アロチノロール塩酸塩錠5mg「DSP」／錠10mg「DSP」』に変更するための申請を行い、12日付けで厚生省から製造販売承認を取得したことを発表した。
http://www.excite.co.jp/News/health/20120125/Fujiyama_senmoni_875.html

大日本住友製薬の「アルマール」（不整脈用剤）とサノフィ・アベンティスの「アマリール」（糖尿病用剤）は薬剤名が類似しており、、（原文ママ）誤ってアマリールを処方したため健康被害が発生した事例が数件報告されている。死亡に至った事例も1件あったという。大日本住友製薬はこれまでも注意喚起文書の配布や、PTPシートデザインを変更するなど、医療事故防止対策を行ってきたが、さらなる対策として販売名の変更を決定したという。
http://www.excite.co.jp/News/health/20120125/Fujiyama_senmoni_875.html

　このニュースが報道されたのが1月で、おれがアルマールを処方されたとき（さて、帰るか。 - 関内関外日記（跡地）……4月の終わりか）にはアルマールで、10月の終わりになってアロチノロール塩酸塩錠になった。パッケージには「アロチノロール塩酸塩「DSP」とある。このタイムラグ、流通してしまったものの在庫なのかどうかなど知るよしもない。
　アルマールは不整脈用剤。アマリールは血糖降下用剤、（最近、母が処方されていたのを知った）。シャリマールはいい男。アロセールは頼みの綱。それにしても、一般名アロチノロールにしたのは面白くない。小林製薬を見ならい、やはり「ミャクナオール」だの「ドキドキバイバイン」だの（あれ、倍々はやばいか）、もっと解りやすい名前にするべきである。
　ところで、まだ使いのこしのあるアルマールのパッケージ、せっかくだからとっておこうかなとか思うおれはコレクター気質かゴミ屋敷気質か。まあいずれ小林製薬からカタヅケールとかが発売されるにちがいない。