SF
超新星紀元 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 1999年末、超新星爆発によって発生した放射線バーストが地球に降り注ぎ、人類に壊滅的な被害をもたらす。一年後に十三歳以上の大人すべてが死にいたることが判明したのだ。"超新星紀元"の地球は子どもたちに託され…
www.netflix.com 今週のお題「名作」 SF小説『三体』は名作だ。間違いない。SFを読んだことのない人に、なにから読んだらいいか聞かれたら、『三体』か『天冥の標』と答えるだろう。 え、もう、だって最初からSFのいいところ全部つまったようなもん勧めたほ…
寄稿いたしました。 blog.tinect.jp 「くじ引き民主主義」について。どっかでちらっと見かけて気になっていた考え方。たぶん、今、一般人が手に入る入門書みたいなのは二冊だと思う。 くじ引き民主主義~政治にイノヴェーションを起こす~ (光文社新書) 作者…
おれはHTMLとCSSが少しわかる。調べればなんとかなることもある。WordPressも少しわかる。調べたり、当て勘でなんとかできるところは、する。本業はAdobe IllustratorとPhotoshop、あとinDesign使う方向の人間だ。あと、ちょっと写真を撮るのと、日本語の文…
『マトリックス レザレクションズ』を観たような気がする。すまない、けっこう前の話だ。べつの映画の感想を書こうとして、ふと思い出したんだ。 マトリックス レザレクションズ(字幕版) キアヌ・リーブス Amazon 『マトリックス』。それはもう夢中になった……
またまた寄稿いたしました。 blog.tinect.jp 世界不死計画 作者:フレデリック・ベグベデ 河出書房新社 Amazon この本を読んでからの着想というか、思いつきというか、「不老不死」について考えた。この本、ノンフィクションとフィクションが入り交ざって、最…
もののあはれ (ケン・リュウ短篇傑作集2) 作者:ケン リュウ 早川書房 Amazon 図書館でレイ・ブラッドベリの本をジュニアコーナーで探していたら、この本が目に入った。あ、ケン・リュウじゃん。こっちにしよう。そう思って借りた。 ……あれ、読んだことあるん…
おれとウルトラマンウルトラマンとおれ。 それについては東京都現代美術館の『特撮博物館』に行ったときに書いた。書いたのを今知ったので、そこから引っ張ってくる。 goldhead.hatenablog.com 私は1979年の生まれだ。ウルトラマンもウルトラセブンもリアル…
第1話 お姉さまと呼ばせてください! Amazon 連休。なにか映画かアニメでも観ようと思って配信サイト眺めた。結局、観たことのある『トップをねらえ2!』を観てしまった。 『トップをねらえ2!』はGAINAXの20周年記念作品である。庵野秀明をはじめ、エヴァで見…
【Amazon.co.jp限定】オリジナルアニメ 「地球外少年少女」 ビジュアルアーカイブス (特典映像視聴用デジタルシリアルコード付) [TDVDS-09] 磯光雄 Amazon 【Amazon.co.jp限定】オリジナルアニメ 「地球外少年少女」 設定資料集 (特典映像視聴用デジタルシリ…
【Amazon.co.jp限定】『シドニアの騎士 あいつむぐほし』Blu-ray [通常版] (トートバック付き) キングレコード Amazon アニメ版『シドニアの騎士』の掉尾を飾る『あいつむぐほし』を見た。おれはそれほど熱心な『シドニアの騎士』のファンではない。TVシリー…
youtu.be Netflixで配信中の『ドント・ルック・アップ』。ある大学教授と大学院生が、地球に接近する彗星を発見する。接近どころか衝突する。これをアメリカ大統領に伝えようする。伝える。伝わっているのかどうか。マスメディアで訴える。訴えるが、世間に…
おれが劉慈欣の『三体』を読み始めたのは西暦2021年12月30日14時20分(JST)頃である。そのことは「サンマルクカフェ」のレシートから明らかだ。 さかのぼって数十分前、おれは伊勢佐木モールのブックオフにいた。恥を晒すが、ブックオフだ。そこでおれが見…
アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA) 作者:柴田 勝家 早川書房 Amazon 人は自分の見えないものを想像して、そこに見えない敵を作る。けれども、この国では、想像を人に言うことをの愚かさを誰もが知っているから、そこで争うことはないのだ。 ジョンは他の…
戦争を演じた神々たち[全] 作者:大原 まり子 クリーク・アンド・リバー社 Amazon おれはあまり昔からのSFファンではない。SFファンと呼べるかどうかもあやしい。絶対に千冊読んでいないだろう。 というわけで、この間、「大原まり子」という名前を知った。…
公正的戦闘規範 (ハヤカワ文庫JA) 作者:藤井 太洋 早川書房 Amazon たぶん、ひさびさにSFを読んだ。『公正的戦闘規範』。短編集。正統派、現代的、そして日本のSFだ。日本のSFだけれど、舞台が日本とは限らない。表題作の舞台は中国だ。そして話の中心になる…
第五の季節 〈破壊された地球〉 (創元SF文庫) 作者:N・K・ジェミシン 東京創元社 Amazon これは、世界の終わりの物語―数百年ごとに“第五の季節”と呼ばれる破局的な天変地異が勃発し、文明を滅ぼす歴史がくりかえされてきた超大陸。その世界には、地球と…
コロロギ岳から木星トロヤへ 作者:小川一水 発売日: 2013/11/15 メディア: Kindle版 おれは小川一水の『天冥の標』を読んだ。すばらしい読書体験だった。小川一水はほかに二冊くらい読んだかもしれない。『コロロギ岳から木星トロヤへ』は未読だった。未読だ…
ひそひそ星 メディア: Prime Video ひそひそ星 発売日: 2016/12/02 メディア: Prime Video インタビューで園子温は『ひそひそ星』でデビューしたかったと語った。構想25年の大作である。この場合の大作は、べつにすごい制作費がかかっている、有名人が大勢出…
貧乏人がなんとか金払って買ったゲームだけど、『サイバーパンク2077』、おれには無理。洋ゲー無理。一人称視点無理。最初の戦闘でも死にまくる。まったく進めない。これは、「おれにとっては」クソゲーというか、難しすぎるゲーム。せめて三人称視点があっ…
automaton-media.com こんなニュースがあるようだ。あ、べつにおれはPS4版持ってたり待ってたりしてるわけじゃないです。Steamで手に入れてインストールも済んでいます。 goldhead.hatenablog.com で、まったく慣れない一人称視点ゲーム、プレイしたことのな…
サイバーパンク2077 | スパイク・チュンソフト 『Cyberpunk 2077』というゲームの存在を初めて知ったのはチバ・シティ郊外のコフィンの中だったろうか。タンホイザーゲートの闇に輝くビームの光を見たよりは後だろう。 おれはサイバーパンクを愛している。そ…
翡翠城市 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:フォンダ リー 発売日: 2019/10/17 メディア: Kindle版 ケコン島――それは選ばれし者グリーンボーンたちの島。彼らは、島の貴重な天然資源である翡翠のエネルギーを制御することによって、怪力、敏捷、感知など…
え、クリストファー・ノーランの新作なんかあるんですか? という感じで、急に『テネット』の存在を知った。そんじゃあ見に行くか、せっかくだからIMAXで、ということでのこのこと横浜ブルク13へ。客の入りはというと、おれが行った回は微妙に遅くて中途半端…
宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論 (講談社現代新書) 作者:青木薫 発売日: 2013/08/23 メディア: Kindle版 マルチバース宇宙論入門 私たちはなぜ〈この宇宙〉にいるのか (星海社新書) 作者:野村 泰紀 発売日: 2017/07/27 メディア: 新書 おれ…
まだ見ぬ冬の悲しみも (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション) 作者:山本 弘 メディア: 単行本 これはいい本だ。なんてったってタイトルがいい。「まだ見ぬ冬の悲しみも」。ただ、おれはこのタイトルを知ってから、知らない間に「まだ見ぬ冬の悲しみを」をだと…
去年はいい年になるだろう(上) (PHP文芸文庫) 作者:山本 弘 発売日: 2012/09/18 メディア: 文庫 去年はいい年になるだろう(下) (PHP文芸文庫) 作者:山本 弘 発売日: 2012/09/18 メディア: 文庫 この作品は……。作者自身の紹介、いや「宣伝」を読んだほうが早…
地球移動作戦(上) (ハヤカワ文庫JA) 作者:山本 弘 発売日: 2017/10/31 メディア: Kindle版 地球移動作戦(下) (ハヤカワ文庫JA) 作者:山本 弘 発売日: 2017/10/31 メディア: Kindle版 書棚に『地球移動作戦』というタイトルの本があって、表紙を見てみる…
プラスチックの恋人 (早川書房) 作者:山本 弘 発売日: 2017/12/28 メディア: Kindle版 仮想現実“Virtual Reality”と人工意識“Artificial Consciousness”が実現したセックス用アンドロイド―オルタマシン。その中でも少年や少女の姿形をした未成年型オルタマシ…
プロジェクトぴあの(上) (ハヤカワ文庫JA) 作者:山本 弘 発売日: 2020/03/18 メディア: Kindle版 プロジェクトぴあの(下) (ハヤカワ文庫JA) 作者:山本 弘 発売日: 2020/03/18 メディア: Kindle版 おれはいくらかSFを読んできたといっていいが、入り口は…