2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「チームラボ プラネッツ TOKYO (teamLab Planets TOKYO) DMMcom」へ行く

「ここよね?」 「わたしはここだった」 すれ違い、行き違いというのはむなしいものである。おれは女に「チームラボなんとかに行きたい」と言われ、ああ、新豊洲の、と思い予約した。だが、どこで昼飯を食うかで齟齬が明らかになった。チームラボなんとかは…

フェルナンド・ペソア『不穏の書、断章』を読む

フェルナンド・ペソアって誰や。 フェルナンド・ペソア - Wikipedia フェルナンド・アントニオ・ノゲイラ・ペソア(Fernando António Nogueira Pessoa、1888年6月13日 - 1935年11月30日)はポルトガル出身の詩人・作家。 ポルトガルの国民的作家として著名で…

南直哉『恐山 死者のいる場所』を読む

恐山: 死者のいる場所 (新潮新書) 作者: 南直哉 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/04/17 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (16件) を見る 南直哉というと、このあいだキリスト教徒との対談本を読んで知った人である。 gol…

池澤夏樹『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』を読む

ぼくたちが聖書について知りたかったこと (小学館文庫) 作者: 池澤夏樹 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2012/12/06 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (6件) を見る 信仰は魂に属するが、宗教は知識である。 本書の前書きはこ…

うな次郎はうなぎじゃない(そんなの常識)

うなぎについての思い出。小学生5年か6年のころの日曜日、唐突に父が「浜松にうなぎを食べに行く」と言い出した。東海道線のグリーン車で一家4人は浜松に向かった。そして、浜松でうなぎを食った。それ以前にうなぎを食ったこともあったと思うが、うなぎ屋ら…

やっぱり石黒正数は面白え! 『木曜日のフルット』7巻、『天国大魔境』1巻

木曜日のフルット 7 (少年チャンピオン・コミックス) 作者: 石黒正数 出版社/メーカー: 秋田書店 発売日: 2018/07/23 メディア: コミック この商品を含むブログ (2件) を見る 天国大魔境(1) (アフタヌーンコミックス) 作者: 石黒正数 出版社/メーカー: 講…

黒いプリウス

黒いプリウスを見た。べつに珍しいものではないだろう。だが、そいつは珍しかった。マット加工を施されていたのだ。反射しない黒色の車体。そんなプリウス。でも、それじゃあ、それほど珍しいとも言えないのじゃないか。いや、違うんだ、そのプリウス、ヤク…

BODY WILDの切りっぱなしAIRZはずり落ちないの? スースーするの?

おれはこの記事を読んで、「履いてみたい!」という衝動を抑えきれなかった。 まるで「はいていないような…」 20年ぶりの新パンツ:朝日新聞デジタル 履いていないような、新パンツじゃないから恥ずかしくないもん。 切りっぱなし。 若手俳優の杉野遥亮(…

エアコンと相性が悪い

こないだの休日、おれは腹を壊して、少し熱を出した。 goldhead.hatenablog.com そして、今日もだ。 犯人探しをしないわけにはいかない。そして、すぐに容疑者になったのがエアコンだ。 おれの部屋のエアコンは、前の住人が置いていったもの。部屋の備え付け…

【お恵み】デルモンテのトマトジュースありがとうございます【トマト】

デルモンテのトマトジュースありがとうございます! デルモンテ 食塩無添加 トマトジュース900g×12本[機能性表示食品] 出版社/メーカー: キッコーマン飲料(デルモンテ) メディア: 食品&飲料 購入: 7人 クリック: 45回 この商品を含むブログを見る というわけ…

おれがウナギにうるさいわけ

餓鬼 - 関内関外日記(跡地) そして、ここからが本番です。鰻重が運ばれてきたのです。唐揚げやサラダを頼んだ叔父が、「若い者には足りないだろう」というので、さらに鰻重を追加していたのです。私は待っていましたとばかりに、鰻重にがっつきました。カ…

AmazonのFireタブレットを買うた(二回目)

Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 8GB 出版社/メーカー: Amazon 発売日: 2017/06/06 メディア: エレクトロニクス この商品を含むブログ (3件) を見る なんか、Amazonのセールで三千円代前半だったので、買ってしまった。 ……って、おまえ、持ってたよ…

なぜ小学校は水を飲ませてくれなかったのか?

熱中症で児童死亡の小学校で全校集会 愛知 豊田 17日、愛知県豊田市で小学校の校外学習に参加した1年生の男子児童が熱中症で死亡したことを受けて、学校では、18日、全校集会が開かれ、校長が謝罪したうえで体調が悪いときは知らせてほしいなどと呼びかけま…

なんの因果か腹壊す

平成三十年七月十六日、海の日、休日。おれは安アパートの、散らかった部屋でのたうち回っていた。のたうち回っていた、というのは大げさだ。ただ、ひたすら腹を下していた。腹を下してなんども手洗いに行った。もう出るものもないでしょう、というのに、な…

アニメーション映画『聲の形』を今更ながらに観るのこと

映画『聲の形』Blu-ray 通常版 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2017/05/17 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (2件) を見る おれの親しい人の親しい人、いうなればおれにとってやや親しい人に先天的聴覚障害者の人がいる。補聴器なしには…

アナーキストと女相撲 ― 映画『菊とギロチン』を観る

みなとみらいのブルク13で『菊とギロチン』を上映している、と知ったのは何がきっかけだったか。金曜の夜、あるいは日付が変わっていた時刻かもしれない。ふと調べてみる。上映は一日に一回、そしての時間は13:25~16:45。目を疑った。一般的な二時間映画を…

『禅と福音 仏教とキリスト教の対話』を読む

禅と福音: 仏教とキリスト教の対話 作者: 南直哉,来住英俊 出版社/メーカー: 春秋社 発売日: 2016/08/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 南 キリスト教の場合、「神がこの世界をつくった」とか「最後の審判がある」ということ…

マイナスから立ち上がって人間らしく生きるのはむずかしい

急に暑さがつらくなってきた。おれは元からつらかった。朝、ベッドの中で目を覚まし、そこから這い出るだけでひと仕事だ。シャワーを浴びながら半ば意識を失ったりしてひと仕事だ。靴を履くのもひと仕事だ……。 これが心身ともに健康な人間であれば、おれがそ…

「ワールドウィッチーズ みんながいたからデキたこと! ~10thアニバーサーリー~」へ行くのこと

「これが最後かもしれないしな」。 何週間だったか、何ヶ月まえのおれはそう思って、すばらしいストライクウィッチーズのイベントに申し込んだ。申し込んだら当たった。当たったのでチケットを発見した。そして7月8日が来た。 申し込んだのは夜の部だった。…

シンメトリーの男

おれは床屋に行く。おれの床屋は席が5つくらいあって、だれか手すきの男が散髪をする。総調髪1800円。 おれは今日、床屋に行った。店の前の長椅子に一人、理髪師がタバコを吸って休んでいた。おれが店に入ると、その理髪師が遅れて店に入った。一つ空いた席…

『22年目の告白 -私が殺人犯です-』を観るのこと

22年目の告白?私が殺人犯です? 発売日: 2017/09/06 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る おれはあまり日本のヒット映画というものには疎い。疎いのに本作を観た理由はなにか。監督が『サイタマノラッパー』シリーズの入江悠だから、というこ…

悩みは尽きぬ、オジュウチョウサンの挑戦

www.daily.co.jp 果たして、オジュウは勝てるのか。二刀流ジョッキーは「乗ったことがないから分からない部分も」と前置きしつつ、「ペースの違う平地で同じことができるのか。全く別ものと考えた方がいいし、普通はまず通用しない」とジャッジした。 「障害…

2018年 春アニメのおわりに

おれは記憶力がないのに、記憶した気まんまんという欠陥人間なので、思いついたことは書き残したほうがいい。そう思うことにしている。というわけで、2018年春アニメについて、あくまでおれのために感想を残しておく。 ウマ娘 プリティーダービー 『ウマ箱』…

インターネットのおれ史観、あるいはブレイクするということは、かしこい人間にも見つかるということ

いつ、どこで言った、あるいは書いたのか知らぬが、有吉弘行の名言として「ブレイクということは、バカに見つかるということ」というのがある。いろいろ含蓄がありそうな言葉ではある。だが、一方で、ブレイクする(=有名になる)ということは、かしこい人間…

TIMBUK2のバックパックを買う

「某省庁との打ち合わせに持っていくビジネス鞄がない!」という理由で、しばらく前に東急ハンズで特売品になっていた黒いビジネス鞄を買った。何ウェイだかわからないが、今どきの鞄らしく、バックパックとして背中にも背負える仕様になっていた。 www.hatt…

ふたつの旅の終わりに

さて、メキシコを応援するか! pic.twitter.com/Ul7cmfmX3u— 黄金頭 (@goldhead) 2018年7月2日 おれは四年に一度くらいサッカーのメキシコ代表を応援するマンである。なぜおれがそんなマンであるかは自分でもよくわからない。メキシコという国の陰に惹かれて…

梅雨がおわり、夏がきた

それは少し風の強い日だった。 時計の針が示す時刻に違和感があった。太陽の位置だけがただ正しかった。 ダ・エノシマ。 名のしれた観光地であったわりには、ずっと商売っ気がないと思って過ごしていた。おれの地元ではなくなって20年、商売っ気が出てきて、…