長瀞さんにイジられたいだけの人生だった

寄稿いたしました。なんかしょうもなさそうなタイトルですが、どうぞよろしくお読みくださいませ。そして、おっさんにおかれましては、すがすがしいなにか目覚めてくださると書いたかいがあります。たぶん。あと、バラエティ動画紹介しているので、そういうのあんまり見ねえなという人も、たまには見てみるといいです。おれがそうでした。

 

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で、ちょっと触れているんだけど『イジらないで、長瀞さん』。このごろ感想を書いていないけれど、ちゃんと紙の単行本で追っています。

 

 

この19巻なんて2冊買いました。というか、たんにAmazonと楽天ブックスで二重に予約していただけなんだけど。

 

で、もう次の20巻で最終巻。話も巻数も切りがいい。

 

そもそもおれはラブコメというものが苦手だ。漫画だろうと、アニメだろうと、実写映画だろうと。苦手というか、「興味がわかない」というほうが正しいだろうか。

 

それにしては『長瀞さん』にはおおいにはまった。やはりなんといっても長瀞さんのSっぷりとセンパイのMっぷりがとても刺さったのだろう。恥ずかしながら。アニメから入ったが、長瀞さんの上坂すみれもよかったのだろう。いやはや。

 

しかしまあ、漫画のほうは当初とはべつの展開になっていった。作者が描きたかったものなのかなんなのかよくわからないが、長瀞さんが柔道に取り組む。ラブコメで柔道って珍しくないですか? いや、詳しくないけど。

 

一方で、センパイは美大受験に挑んで頑張る。単に「ツンデレもの」(だと思うが)で、たまにデレるのがおもしろい話から、ずいぶん遠くに来たなという気はする。べつに悪くはない。

 

ただもう、デレの時間が増えて、長瀞さんはかわいいし、もういいんじゃないかと思っている。そのあたりで話がゴールラインを迎えるなら、とてもいいんじゃないかと思っている。

 

あとまあ、あれだな、ラブコメでもこの作品がよかったのは、ひたすらに長瀞さんとセンパイの関係があって、ほかに邪魔な要素(恋のライバルとか、それによる悩みとか)がなくて、そのあたりは好きなんだよな。

 

逆にもう、ハーレムものと呼ばれるものとかはなんか好きじゃないんだよな。女の子たちが主人公をみんな好きになっていくみたいなの。それがまあ、異世界転生ものの一つの展開ならばいいけれど、それがメーンのラブコメとなるとどうもいけない。

 

要するに純愛が好きなのかと言われると、自分自身はそんなことまったくねえなというところだが、フィクションには趣味がある。

 

というわけで、ギャルの罵倒の扉となり、たくさん楽しませてくれた『長瀞さん』には感謝したい。もうすぐだが、最終巻も楽しみにしている。以上。