おれはいつから上坂すみれのファンになったのだろうか。これがよくわからない。よくわからないけれど、すべてのアルバムが出たらCDで買うくらいのファンではある。
だからおれは上坂すみれの良さを広めたいと思うのだが、そこまで詳しくもないので……。おれには「推し」という言葉も使えないし、「すみぺ」なんて呼んだりもできない。なんか照れる。
照れるので、おれがいつから上坂すみれのファンになったのか、ということをあらためて考える。
おれのブログにて言及が確認できるのは、2015年である。
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』のエンディングテーマについて言及している。だがもう、なにか上坂すみれを知っているような書き方でもある。知っていたのだろうか。よくわからない。
もちろん、Wikipediaというものを参照しているのだが、すばらしい『ストライクウィッチーズ』の鈴木貴昭氏とのラジオというのを聞いたことがない。しかし、ラジオ。声優ラジオ。そのあたりが先なのかもしれない。『オーバーロード』はキャリアにおいて最初期だったと、ついこのあいだ番組ラジオで知ったが、シャルティアに注目したという記憶はとくにないでありんす。いや、シャルティア好きだけど。
あやしいのは同年の『てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう』である。おれは『てさ部』の大ファンであって、そのころはラジオの『洲崎西』などもよく聴いていた。そのあたりから、ラジオを通じて上坂すみれの独特のキャラクターを知って好きになったというのはありうる話である。上坂すみれと荻野可鈴のVS回のラジオは必聴である。たまに聴く。
同じ年の秋にはこのような記述がある。
それとあれだ、ラジオだ。おれはあまりしっかりと知ってるわけじゃないが、中村繪里子と上坂すみれというラジオモンスターが組んでいる。おそろしい。
『コンクリート・レボルティオ』のラジオについての言及だ。「しっかりと知っているわけじゃないが」なのだが、知っているような口ぶりでもある。というか、どういうのだったんだ。聴きたいぞ。
そのあとは、もういつのまにかファンになっている。
いいぞ、といってアルバムを勧めている。絶賛である。
そして、いいのが、PVのメイキングビデオなのである。「ああ、おれはなぜ、上坂すみれを撮る職業に就けなかったのか」と思うこと間違いなしである。悲しいおっさんの嘆きである。
このころになると、嘆いている。かなり脳がやられているといっていい。
というわけで、脳がやられてしまっているので、上坂すみれがキャスティングされていると、「いい」ということになって、思わずみてしまうということもある。とはいえ、すべてが自分にとってすばらしいアニメであるとは限らない。限らないが、そうであることもある。
すなわち、『イジらないで、長瀞さん』ということになる。
アニメのすばらしいところを一つ言い忘れていてた。長瀞さんの声優が上坂すみれなのである。上坂すみれに罵られたいだけの人生だった。違うだろうか?
脳がやられている。とはいえ、『長瀞さん』はすばらしくすばらしいので、コミックスも買いつづけているし、アニメの二期も待ち遠しい。これはすばらしくすばらしい配役であったし、神に感謝したい。
このころになるとおれの上坂すみれに脳をやられている話はごく一部に知られることになって、LINEなどでLINEなどでやりとりする人に「○○○○の○○な上坂すみれに似た○○○○に言い寄られたらどうするの?」とかからかわれるようになっていたと思う。
で、このところの上坂すみれのすばらしい話といえば、『うる星やつら』のラム役ということになる。
ついに来たなーという感じである。なにが来たのかよくわからないが、なにせ、あの、ラムちゃんである。これはもうなんというか、すごくすごいんじゃないだろうか。もちろん初回はリアタイで見た。すごくいい。「昔のラムちゃんと違う」という声もいくつか見られたが、おおむね好評である。このまま令和のラムちゃんの座をがっちりとつかんでほしい。そう願うばかりである。
あ、このアルバム? いいに決まってるから買え。なんというか、普通の声優さんがシティポップを歌うと、シティポップを歌う声優さんなのだけれど、上坂すみれが歌うと、シティポップというものを歌う上坂すみれを客観視するところの上坂すみれ、のようなものが感じられて、それが悪くないのだ。Amazonと楽天とその他いろいろでいろいろの特典付きのを買え。写真集? 買うかな? わからん。あと、もっとYou Tubeとか見ていこうと思った。以上。