【大腸の話】速報 追記:一時的人工肛門造成(診断結果と治療方針の決定)

仕事が忙しいので速報。

少し追記。

 

予約時間から三十分過ぎ。部屋に呼ばれた。中田翔っぽい医師曰く、「最初のクリニックの病理検査の"癌疑い"はうちで再検査したらやっぱりNETだった」とのこと。サイズ的に手術になるとのこと。診断書にはNET G-1(G-1がいちばん軽い)とあった。でも、リンパ節には転移があった。その場では手術がどうなるとかの話はなく、すんなり終わる。おれも詳しい話を聞く余裕はなかった。中田翔っぽい医師もとくに中田翔っぽくなく、普通に話が終わる。

 

 

その後、おれはすぐにトイレに行った。予約時刻が遅れていたため、なにやら我慢していたのだ。その小用を足しているとき、横にさっきの医師が来たのではないかと思ったが、別にスルーした。

 

外科。待ち時間はさらに長かった。入ってみると若い感じの医師だった。「はじめて内視鏡受けたんですか。わたしも45歳なんですが、このくらいの歳の人にそういうの多いんですよ」とのこと。おれより一つ年下の医師は、その場で画像や所見などさまざま見ながら考えている感じ。結果は決まっていたのかもしれないが、なにやらいろいろ画面を切り替えては見ている。PET/CTの結果見ながら、リンパ節転移の部分が赤くなってますね、みたいなこという。ポリープは肛門から近いですね。「何センチくらいですか?」、「画像だと3〜4cmくらいですかね?」、「近いですね……」。近いと人工肛門の可能性が高くなる。おれが知っていた目安は6cmだ。

 

で、医師は言った。「一時的に人工肛門を作ることになります」。入院は12月中旬以降。10日間くらい。手術はロボット支援下手術(Da Vinci)になる。「うちはほとんどこれなんですよ」。

 

そのあと、ちょっと直接見てみますね、となる。ベッドに横になってくださいと看護師。え、なんの準備も心構えもしてないんですけど? 尻だけぺろんと出して横たわる。「入れますよー」。急に尻に指を突っ込まれて触診。ぐりぐりされる。こちらにも便意のようなものもあって、たいへんなことになってはいけないと緊張。終わったあと、カーテンの外から、「この距離なら肛門温存できそうです」。朗報。

 

 

一時的には人工肛門になるが、閉鎖でもとに戻る。もとに戻ったあとは頻便になるが、おれはもとから頻便気味なので我慢できよう。いや、いまの健康体の頻便とは次元が違うのかもしれないが、我慢しよう。

 

前にも書いたが、おれが最初の最初に大腸内視鏡検査を受けようと思ったのは、がんによる死よりも、人工肛門が嫌だったためだ。ポリープもなにもなしならおれの完全勝利、永久人工肛門ならNETの勝ちという戦争だったが、一時的な増設というところで休戦した。そのあとのことはわからない。

 

いずれにせよ、とても疲れた。

 

24日金曜日に、横浜駅近くのクリニックにMRI検査をしにいくことになった。ここにもMRIはあるらしいが、そちらのほうがよく撮れるらしい。CT、MRI、PET、ぜんぶ最初のころにAIに指摘されていた検査だが、結局フルコースになった。その次は11月5日に手術の最終検査のようななにか。最初の血液検査で取れていなかったデータも取るらしい。話は丁寧に終わった。

 

おれの心境とかそういうものは、またべつに詳しく書く。

 

とりあえず、以上。