2025年 菊花賞回顧 馬券はプラスになった

2025年10月26日 東京スポーツ紙より

菊花賞は好きなレースだ。今年も楽しみにしていた。皐月賞馬もダービー馬もいない、そんなメンバーもありじゃないか。

 

どこから狙おうか。エリキングの前走は強かったが、川田、中内田、キズナだ。ジョバンニとショウヘイもどうもぴんとこない。なにか別路線。となると、日本海ステークス。今年はゲルチュタール。青葉賞三着から重馬場の阪神二千四百を勝って、日本海ステークスでウインオーディンに勝った。悪くない。だが、さすがに人気している。それに、父ブリックスアンドモルタルというのが気になる。G1を勝ちきれるのか。疑ってかかりたい。

 

というわけで、さらに条件戦勝ちの馬となると、コーチェラバレー、アマキヒ、ミラージュナイト、レクスノヴァス、マイユニバース、アロンディ、ラーシャローム、レイヤードレッドとたくさんいる。

 

たくさんいるなかで、おれは一頭の馬が気になった。ミラージュナイトである。おれはPOGでヨヒーンという藤田晋の馬を指名していて、ヨヒーンのレースは注目していうるのだが、そのヨヒーンにでたらめな勝ち方をしたのがミラージュナイトだった。大出遅れから最後ぶち抜いたのだ。その次のレースも当然一番人気になっていたが、これも楽勝だった。どちらも二千だが、この馬強いんじゃないのか? そう思った。

 

人気もない。よし、ミラージュナイトで一儲けだ。

 

とはいえ、やはり競馬というのはいろいろの人の見解を聞くのが楽しい。前日もいろいろなYouTubeなど見た。見た中で、血統派の人が「レイデオロは令和のダンスインザダークだ」というようなことを力説していた。おれにはわからない血統のふかいところの話だが、なるほどレイデオロの長距離戦は強そうだ。そして、今回出てくるマイユニバースもエキサイトバイオも、母系も悪くないという。ちょっと乗ってみたくなった。乗ってみたくなったので、ゴリゴリの欧州パワータイプで川田が位置を取りに行こうとしても行けないようなタイプのエリキング、自分の本命ミラージュナイトのワイドボックスを買った。前夜のことだ。

 

当日、馬場状態はどうだ。レイデオロは重はよくないらしい。稍重。いちおうパドック。さすがに長距離戦で大暴れしている馬は買いたくない。みんな落ち着いているように見える。ミラージュナイトも悪くないように見える。というわけで、ミラージュナイトの単勝、馬連、三連複、ワイドを購入。がっつり儲けてやろうという気になる。

 

で、レース。マイユニバースは逃げなかった。ジーディーアダマンが逃げる。我がミラージュナイトは……なんと最後方。一頭前にマイユニバース。しかしまあ、藤岡佑はこういうレースのほうが向いている。どうせ穴馬だ、じっくり行ってくれ。そう思う。

 

レースはわりと淡々としていた。道中で捲っていく動きなどもない。エリキングも後方。二周目三角後方の馬が動き始める。ミラージュナイトは大外を回してきた。三着来い! ……来ない! でも、なんか最後はいい脚使った。陣営は来年からの馬とかいっているし、これからも応援しよう。

 

勝ったのは抜け出したエネルジコで、二着に最後伸びたエリキング。え、三着にエキサイトバイオ?

ワイドが八千円ついた。負けてはいない。悪くはない。

 

というわけで、今後はレイデオロの買い方に注意しつつ、来年もレイデオロ買うか。あと、その血統予想のYouTuberの人の意見は大いに参考にしようと思った。正直、母の母の母の父の母の父とかがどこまでその馬に影響を与えているのか昔から疑問なのだが、そういう見方を身に着けなくとも、参考にすることはできるだろう。なによりエキサイトバイオは来たし。

 

以上。