2021年 春アニメベスト3

ベスト3と言いつつとりあえず現時点で最終話まで見たものをメモ。こちらのサイトの並び順で。

2021春アニメ一覧|今期4月放送開始 新作アニメ・再放送アニメ情報 | アニメイトタイムズ

 

イジらないで、長瀞さん

これはもう単独でエントリーを書いてしまったので、そちらを。

アニメ『イジらないで、長瀞さん』が終わってもうた - 関内関外日記

と、言いつつ、昨夜またほぼ全話見返してしまった。原作6巻まで買ったので、ちょうどアニメの取り扱い期間とかぶって、「ほー、アニメ化というのはこういうところに手を入れるのか」と感心しきり。たとえば、ラストで部長対風紀委員のシーンなんかはアニメオリジナルなんだけど、あれでアニメシリーズとして最後の盛り上がりを持ってきてるんだな、とか。

 

 

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-

SF。わりと高評価する人もいる一方で、そうでもないよという人もいる。おれはといえば、なんか序盤(宇宙ホテルとかのあたり)はちょっと期待感あったけど、尻すぼみというか、なんかそういう感じ。あと、これは趣味の問題だけれど、この作品の大きな要素である歌が、なんというか好みではなかった。なんか普通よな、と。あと、AIも人間的すぎるかな、と。ただ、首筋に光ってるあのデザインはよかった。それと、ライスシャワーウマ娘)みたいな歌姫AIはかわいかった。そんくらい。

 

 

86-エイティシックス-

被差別民が一般市民の知らないところで消耗兵器として戦わされ、死んでいく話。正直、最初は兵士側のキャラが多くて誰が誰やらと思っていたのだけれど、だんだん数が減って(死んで)いった最後の方は興味深く見られた。ラストの方で、もう敵軍とすれちがって、死にに行くしかない数名の兵隊たちが無人の自然、草木の中を行くシーンなどは好きだった。あと、その兵士たちを遠隔で指示する女性指揮官の人の声が、アニメとラジオでけっこう違うなって思った。どうでもいいか。

 

 

ゴジラ S.P <シンギュラポイント>

相当にSF寄りのゴジラ円城塔だからか。SF要素のいろいろな見せ方は、すべてがすべて新しいというわけではなかったけれど、いくつか面白いなと思った。一方で、「なんでゴジラ」的なところと、やはりアニメでこの情報量はというところもあった。はっきりいって理解したとは言い難い。あと、おれは恐竜ものや特撮に疎いのだけれど、ジェットジャガーの活躍はよかったかな。前に見たような気がする劇場版のアニメよりは面白かった。でも、そんなところ。

 

 

さよなら私のクラマー

女子サッカー漫画。澤穂希あたりがモデルと思われる女子サッカーの第一人者がそんなに強くない高校の女子サッカー部の監督になり……。でもって、男子に混じってプレーしてきた選手とか、中学で全国に三位になった実績のある選手とか、一芸に秀でた選手とか、まあ、部活漫画にありがちといったらありがちな感じで。でも、「日本女子サッカーは勝ち続けなければならない(のか?)」というような大きなテーマが感じられて、ラストの監督の現役時代の記者会見を幼い頃の選手たちが見ていたという演出はよかった。

 

 

スーパーカブ

低彩度ハードボイルド乗り物アニメ。もうちょっと今どきの「女子のグループが(おっさん)趣味にはまってワーキャーする」作品かと思っていたけれど、いい意味で裏切られた。それにしてもなんとリアルな描写。一方で、それゆえに富士山アタックとかの描写に違和感を抱く人もいたりとか。まあ、アニメだし。で、いっつも、「この交差点で左折して長野の方行ってくれないかな」と思っていたのだけれど(長野の方で看板の仕事とかやったので、画面に映らないかな、とか。キャンプものだったか、山登りものだったかで、一回映ったことある)、最後左折してくれてうれしかったね。あの宿場町も……バイクでは行けないところか。まあいい。最終回あたりは、「スーパーカブでそこまで行けるのかね」というような気もしたが、行けるのだろうし、そんな終わり方でもいい。日常に戻れば、また白飯に冷えたレトルトパックのなにかを食べる生活が待っている。まあ、友人とコーヒーを飲む機会は増えたのだけれど。
ちなみに、これを見て、ちょっとだけバイク乗りたい感じは出た(昔、スクーターを足代わりにしていたことはある)けれど、どっかで「バイクの給油を拒否するガソリンスタンドがある」という話を見たことがあって、そりゃきついなという思いが強い。

 

 

戦闘員、派遣します!

なんかこのノリは嫌いじゃないな、と思っていたら『このすば』と同じ原作者の作品とのことだった。名前も存じ上げないが、この原作者の人はおれの好みに合うものを作る人なのだと思う。『戦闘員』は、世界征服を目指す悪の組織の戦闘員が、異星(ファンタジー異世界)に転送されて……というお話。悪人らしい悪人も出てこないし、どうにもしょうもないキャラクターたちがわいわいやっていて悪くない。

 

 

 

ゾンビランドサガ リベンジ

ダークホース的だった(と思う)第一期に続いて、期待を背負った今期。なんかぶち抜けた話というと白竜が出た回くらいかもしれないが、安定して面白かった。ラストの大災害からチャリティーコンサートへの流れとかはさすがだろう。だんだんとゾンビたちの過去も明らかになりつつあって、べつに明らかになればいいというものではないのだろうけれど、まだ続くんだろうか。続くのだろうな。もちろん見るだろう。あとあれだ、フランシュシュの中では、あれだな、おれは2号が好きかな。

 

 

NOMAD メガロボクス2

これが期待以上によかった。もちろん前作も見ているが、断然2のほうがよい。よくわからないが。古いアニメ風の絵柄とかも、こんなに効果的だったっけな、みたいなところもあり。ボクシングシーンはまあそんなにだけれど、最後の試合の止め方とかはしびれたな。そこで終わるところがいいんだよ。原作の『あしたのジョー』を読んだのははるか昔だけれど(父が持っていた)、ああは終わらないんだよ、という強いメッセージというかな。そこんところな、あの、死んだはずの狼が立ち上がって歩いていくところとかな。おれ、暗喩とか寓意とか苦手だからわかんないけど、嫌いじゃないよな。ただ、ハチドリのお話はけっこう聞き流していました、はい。

 

 

……はぁ、はぁ、これで終わりか? あと、見るつもりで録画を取ってあるのは『オッド・タクシー』(半分くらい見た。悪くない)、『灼熱カバディ』(関係ないけど、おれの出た高校の体育教師はカバディの日本代表としてオリンピックに出たことがある)、かな。

 

って、ベスト3とかタイトルつけてんじゃん。面倒くさい。

一位 イジらないで、長瀞さん

二位 スーパーカブ

三位 NOMAD メガロボクス2

ということで、一つ。

来期もアニメが見られるといいですね(かろうじて、おれの今の生活が続けばいいですね、の意味)。では。