おれは『エースコンバット』シリーズがわりと好きで、プレイステーションで出たやつはすべてプレイしてきた。プレイステーション以外のものはプレイしたことがない。ただし、『アサルト・ホライゾン』、おまえはだめだ。
そして最新作『エースコンバット インフィニティ』。オープンβテスト、無料でプレイ可能。忘れていたので、二日目か三日目からやりはじめたのだが……ハマった。『アサルト・ホライゾン』の「ドッグファイトモード(DFM)とか、エアストライクモード(ASM)とか、そういう戦闘上の縛りが面白くない」という点もなくなり、ああ、昔のだ、という。おれの心のメビウスワン・エンゲージ、という。正直、おれはオンラインゲームというものをやったことがなかったが、アホみたいに協同戦役を繰り返した。久しぶりに夜更かしした(とはいっても深夜一時には寝てしまうのだが)。機体はある程度までアンロックされているものの、ステージは基本的に二面、特別面一面だけ。それでも、飽きない。この飽きない感じ、どはまりする感じというのは悪くない。このゲーム、買いだ!
……と思っても買えないのが『インフィニティ』。基本無料、どこまで課金。どういう課金。それが家庭用据え置きゲーム機の生きる道なのか知らないが、いったいどうなるのか。むろん、無料で遊ばせろとは言わない。ただ、いちいち金を気にしながら遊ぶのは窮屈なように思える。八千円なら八千円払って好きなだけ自由に遊ばせろと。正直なところ、一人遊びさせろと。
と、金を気にしながら遊ぶというのはべつにゲーセンでもそうだったじゃねえか。一回五十円。一面で死ねばそれでおしまい。そんなところに通っていたんじゃないのか、中学、高校。一緒に行く人間がいた間だけだが。あの頃より自由になる金は増えたというのに。……増えたのか? 親の金で遊ぶ余裕というものがあった、あの頃のほうが? ああ、いかん暗い想念が襲ってくる。戦線離脱、これにてドロン。