出発信仰。
ゴミ詰められた罪の道の蜜を吸いに。
晴天。
葉の先の折れているのはワジュロかトウジュロか。
どうだっていいやね。
トレインに乗るのだ。
どこに乗ったらいいのだ。
到着すると、そこは「きけん」だった。容赦なく「きけん」なのだ。
「きけん」ではない何かができている平成三十年。
五万円の熊手を飾っておくより、一万円札を五枚貼り付けておいた方が強い気がする。
青空に、電球。
おまえらの願い。
おまえらの運勢。
みんな焼かれてしまえ。
神社と寺の違いな。
鋭いのと平和なの。これは平和なの。
おれはつけ麺を頼んだ。店中のおれ以外のすべての客、女も含めてみなラーメンを頼んでいた。
飯を食ったら用事のある女と別れてとぼとぼと。
値段が張るのはどっち?
関内駅はどっち?
鳥居に引き寄せられるは三が日。
ホテルの中で三が日。
ボス、牡蠣。
新幹線で遠くに行きたい。しかし、帰れない。
おれを縛るものはなにか? 金の無さだ。
情けないですね。
空だけは青くて、情けないですね。
正月には国旗を。
トンネルの向こうにヴァルハラが。
ヴァルハラ、あるわけもなく。
この食虫植物が屋外で越冬できるか見守ろう。
以上。