讃えよタカハシナオコを

http://www.nikkansports.com/ns/sports/p-sp-tp0-051121-0012.html

 シドニー五輪金メダルの高橋尚子(33=ファイテン)が、鮮やかなリベンジで復活した。スタートから先頭集団で快走。終盤勝負に持ち込んで35・7キロ地点でスパート。2位バルシュナイテ、3位アレムを一気に突き放して大会歴代3位の2時間24分39秒で優勝した。

 スタート後ちょっと見て、そのあとウトウト。ふと目を覚まして画面を見てすぐあと、高橋尚子がスパート。ぐんぐん差を広げていく。脚よちぎれよとばかりの逃げっぷり。これこそダイインフロント精神じゃないですか。思わず目頭が熱くなりましたよ。いやぁ、いい馬、否、ランナーだ。おっさん思わず泣きそう。
 こうなると、ちょっと流暢すぎて説教臭いような勝利者インタビューにも心動かされるもの。なし遂げた人間の言うことには説得力がある。「よし!俺も夢を持って生きよう!」とか向こう三十分ぐらいは熱くなったな。その後、伸びないデュランダルを見て心冷め切って、パック酒飲んでふて寝してしまったのだけれど。