広島東洋カープの長くて短いシーズンがはじまったやで

お題「#応援しているチーム

広島東洋カープ 野球帽 ジュニア

お題に答えるなら「カープ」としか答えがない。どうにも「カープの次に好きな二番目の球団」というのも、「セ・リーグではカープで、パ・リーグでは……」というのも思いつかぬ(もちろん嫌いなチームはあるけれど)。「メジャーでは……」、「高校野球では……」というのもない。まあ、高校野球やってたら、とりあえず神奈川県代表を応援するだろうが、そこまで熱い思いはない。

野球以外のチームスポーツではサッカーということになるだろうが、Jリーグ創設何年かしらぬが(NPBもしらないけど)、どうにも贔屓のチームというものを作ることができなかった。神奈川にはけっこうチームがあると思うのだけれど。

……あ、でも、サッカーにおいて例外があった。メキシコ代表だ。おれはなぜかメキシコ代表のサッカーが好きだ。おれはスポーツを語るだけの言葉をもたないし、日常的に見ないサッカーともなるとなおさらだ。なのに、四年に一度くらいワールドカップで見るメキシコ代表の試合にはいつもときめく。スポーツというのは不思議なものだ。

 

話をカープに戻す。各球団2カード6試合を終えた。ピッチャーのローテでいえば一周したということになる。

baseballking.jpこちらから、カープの戦績を引用する。

▼ 3位:広島 <3勝2敗1分>
vs.De 勝 大瀬良大地  9回1失点
vs.De - 床田寛樹   5回3失点
vs.De - 森下暢仁   7回0失点
vs.巨 敗 K.ジョンソン 5回3失点
vs.巨 勝 九里亜蓮   7回1失点(自責0)
vs.巨 - 遠藤淳志   5回3失点
6試合(38回)2勝1敗防2.37

チーム成績は3勝2敗1分。最高の滑り出しとも言えないが、まあ上々の出だしといっていいだろう。

とくに、先発陣は上にあるように上々だ。ルーキーの森下は通用することが明らかになった。もちろん、シーズンを乗り切る、という経験はないのだが、期待したくなる内容だった。九里亜蓮もよかった。相変わらず内野ゴロでも全力疾走するスタイルが好きだ。投球内容もよかったし、これも一年続けられればというところ。

そういえば、どこかの書き込みで「先発の九里の他に、中継ぎの九里と抑えの九里が欲しい」というものを見かけたが、同感だ。というのも、やはり今の投手陣の弱点というと中継ぎ、抑えということになる。実績ある中崎、そしてフランスアはいい頃の彼らではない。なんだか二人とも「ねじ伏せる」という気迫というか自信みたいなものが感じられなくて、見ている側も「大丈夫かな?」と思ってしまう。

そして、抑えというと、一つのアウトも取れずに新人投手の勝利を消すという最悪に近いデビューを飾ってしまったスコット。だが、二度目の登板はそんなに悪くなかった。投げ終わったあとやけに一塁側に体が流れるのが気になるが(技術的な意味ではなく、単に気になるだけ)、球速もそこそこあるし、スライダーとツーシームかな、変化球も悪くない。ただ、悪いのだけれど、どうもストッパータイプに見えない。信頼できるセットアッパーみたいな。かといって、今現在信頼できるセットアッパーの菊池保則が守護神タイプかというと、そうとも言い切れず。とりあえずスコットに頑張ってもらいたい。

まあ、先発だってどうなるかまだまだわからんし、中継ぎ、抑えの問題とともに、投手出身監督である佐々岡がうまいこと正解を見つけるのを期待する。

打つ方はというと、これもまあ上々じゃないだろうか。菊池涼介がかなり低調なスタートを切ったけれど、ヒットとホームランが出たし、こっからだろう。それより、昨年かなり低調なスタートを切ったうえ、最後まで低調だった田中広輔の復活がうれしい。まだ復活いうのは早いかもしれないが、やはり復活といいたい。去年の成績で選手会長になるというのは期するところもあるのだろう。それに、シーズン前のインタビューとか、なんか顔に自信が感じられた。プレーにもなんか自信が感じられるし、守備も軽やかだ。田中広輔の復活は最大の補強といってもいいだろう。

で、本来はその田中広輔が一番バッターだったわけだが、今は新外国人のピレラが起用されている。練習試合で割といい感じだったらしく、そのまま一番でということのようだ。なかなかいい。ただ、今現在五番のメヒアが不調で、五番ピレラというのもありかもしれない。一番、二番は、タナ、キクと並べてみるのもいいだろう。しかし、解説の高橋由伸が何回もタナ、キク、マルの話をしていて、よほどトラウマだったようだ。

三番を打つのは天才西川龍馬で、天才っぷりにも磨きがかかっている。四番は「ジャパンの四番」鈴木誠也。この二人は心配しなくてもいいだろう。怪我にだけ気をつけてほしい。まあ、これで五番にどんと座れる選手が出たら最高なんだがな。松山どこいった? もちろん、メヒア覚醒でもいいんだけど。

あるいは、堂林翔太。そうだ、あのプリンス堂林だ。堂林が覚醒するとは思ってもみなかった。失礼な言い方は承知だが、正直もうだめかもと思っていたところはある。それが、いきなりのブレイク。もうプリンスでもなんでもない、一人の中堅強打者だ。今のカープのキングは鈴木誠也ということで満場一致だろうが、なんなら鈴木誠也を追い抜いたっていいんだ。五番堂林。これも悪くない。

捕手はチャンスにも強い會澤、そこに若手有望株の坂倉、控えにベテラン石原の体制。石原にはKJの相棒という役割もあるが、初登板では會澤がマスクをかぶった。次はどうするのか。中村奨成君はまだまだ下で特訓か。そういえば、評判になった若い石原はどうなんだろうか。

 

……長くなったな。というか、いくらでも語りたいが、まあまだ始まったばかり。でもなんだ、去年の序盤の地獄を考えたら「このくらいの滑り出しでいいんだよ」というところ。去年みたいな激しいアップダウンなく、読売の後ろあたりをじっくりマークして、ゴール板前でサッと抜け出して優勝、くらいでいい。いや、くらいでいいって贅沢な。まあいいや、では。

 

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↓なぜかメキシコ代表を応援するおれ。

 

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