広島カープの終戦について

前回の記事を書いてからひどいことがつづいて金もなくなり、会社のパソコンもなくなり、抑うつも激しく胃の調子もひどく不明熱はあいかわらずでぜんぜんブログを更新できないでいた。

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カープの話をする。このときはまだ優勝できるかもしれないといっても、おかしくはなかった。その後どうなった。9月の成績が3勝11敗。完全に散った。

 

なぜ散ったのか。盤石だった投手陣が崩れた。投壊。先発もあかんし、ブルペン陣もあかん。まあ、疲れがでてあかんようになるのはあるていど想像できたが、ここまでとは思わなかった。

 

そこで、ほかのチームとて投手に疲れが……と思っていたら、まるで打たない。信じられないほど打線がつながらない。もとから一発もない。

 

おまけに、盤石だった守備陣にも疲れが見えてきた。今シーズンはじめてレギュラーになった矢野に疲れが出てくるのもしかたない。菊池もベテランだ。エラーになったり、ならなかったり、なんとなくほころびが見えてきて、そこから失点するケースも増えた。

 

このようにしてカープは優勝できなかった。

 

原因はなんだろうか。戦力不足、これに尽きる。去年は夏からスパートをかけて「9月にはだれもいなくなった」状態になった。今年はどうだろうか。これといった怪我人はいない。打線も考えられるかぎりは組めているといっていい。もう、これは完全に足りていないのだ。

 

新井監督が補強を拒否したという話もあったが、あれはオーナーに遠慮してのことだったのだろう。もし足りているというならば、あのシャイナーの昇格なんてなかった。足りていなかったのだ。

 

ならば二軍の若手ということになるが、どうも一軍に上げると冴えない。もっと粘り強く結果が出るまで使えばよかった、というのも結果論になる。とはいえ、名指しの批判はあまりしたくないが、田中や松山よりは戦力になったかもしれない。

 

というわけで、もう終わった。もうCSも3位では金にならんし疲れるだけだし、勢いのあるベイスターズに譲ろう。来年のことを考えよう。田村や佐藤を上げよう。もうそのくらいしか楽しみはない。たぶん来年に向けて大胆なトレードも補強もないだろうし、新井監督は「戦力が揃った状態で監督をやらせたかったな」というふうに名を残すかもしれない。残念な話である。