広島カープの終盤戦について

【広島】新井監督「一丁頑張るか」ラストスパートの大号令 中継ぎ3連投解禁などリミッター外す - プロ野球 : 日刊スポーツ

残り28試合となり、広島新井貴浩監督(47)がラストスパートの大号令をかけた。

中継ぎ陣は今季、ワンポイントの投手をのぞき最大2連投にとどめていた。「残り試合も少なくなるので、臨機応変にやりたい。(連投の)制限に関しては、“一丁、頑張るか!”という感じです」。すでに投手陣には投手コーチを介して伝えている。9月戦線は3連投を解禁するなど、リミッターを外して戦っていく構えだ。

 

という記事が9月2日に出た。そのあと3日〜5日の対ベイスターズ戦、3連敗。最初の2戦はベイの凶悪な打線にねじ伏せられ、3戦目はロースコアで競ったものの延長戦で押し出しサヨナラ負け。読売に首位の座を譲った。

 

さて、こんなんが近況だが、カープはどんな感じなのか。無敵の投手陣にはややへばってきているところが見える。それでももちろんレベルは高いが、やはり時期が時期だけに、だ。

 

そこで期待したいのは打撃陣だが、一時に比べたら末包が戻ってきたり(戻ってきて打ったと思ったら打てなくなったがまた打ち始めたと思ったらまた打てなくなっている)、最悪の時期は脱したなという感じはあった。スタメンの打率を見ても、比べちゃ悪いが西武ライオンズよりずいぶんましだ。坂倉もオールスター明けから生まれ変わったようだ。いや、まあそれでもまた落ちてきているとか、一番の近況をいうといろいろあるのだが。まあ、野間にも一本ヒット出たし……。

 

まあしかし、最悪の時期のカープに比べたらましだが、ベイスターズ打線と比べたりすれば見劣りするのは否めない。スタメンがそんな状態で、層の薄いカープ、代打で期待できる選手がいるわけでもなく。活きのいい若手が下から上がってきて大活躍、ということもなく、シーズン序盤からの戦いをつづけるしかない。

 

まあシーズン序盤からこの調子でやってきて首位争いをしているのだから、上出来だと言わざるをえない。ファンにもいろいろな見方はあるのはわかっているが、おれは新井監督の指揮官としての能力の高さによるものだと思っている。もちろん、新井監督を老害贔屓、依怙贔屓の無能扱いしている口汚いファンもいる。そういう人はだいたいXでブロックしているので、おれの目には減ってきているが、まあそれはどうでもいい。

 

冷静に考えて、この打線で、首位争い。もちろん野球には投手もいるし、守備もある。カープの投手陣はすげえし、守備もすげえ。矢野はすげえ。矢野はゴールデングラブでいいだろう。まあともかく、そういう守りの野球でやるしかない。それがシーズン終盤の僅差の優勝争いでどうなるのかは正直わからん。さらにCSなどの短期決戦となるとさらにわからん。

 

悲観論を述べれば、なんとなくカープは苦手にしている投手にはとことん負けるところがあるし、短期的な爆発力で勝つイメージは湧きにくい。3連敗見たばかりなので言うけれど、今のベイスターズとかむちゃくちゃ強いんじゃないのかと思える。隣の初芝はサードの守備がうまく見える。それにしても、だ。

 

でも、まあ、新井さんならなんとかするかもしれないという希望はある。あと、男前の野球脳。とにかく、去年より戦力ダウンしているんじゃないかというなかで、去年よりようやっているのだ。まだ2年目だ。今年は去年の使い潰しに対する反省も見られるし、進歩しているといっていい。

 

正直、カープが優勝するのはまだミラクルだ。シーズン前にいうのではなく、ここまできて言うがミラクルだ。だが、おれはミラクルを信じるものである。そして、この戦力でここまでやれているのだから、補強が一発ハマったり、若いのがグーンと出てきたりしたら、優勝争い常連も夢じゃない。いや、森下と床田と栗林とかがメジャー行っちゃったりしたらどうするのかわからんが、そのときはどうにかしてくれるだろう。そう願っている。

 

【広島】新井監督はV争いの重圧と無縁? 記者直撃にキッパリ「いつでも何でもドンとこい!」 | 東スポWEB

 記者「拝見する限り、お顔はやつれていないし、夜はしっかりと寝られているのでしょうか?」

 新井監督「毎日、ガッツリ寝てるよ! 毎晩、ぐっすりよ! 快眠よ! 快眠!」

 記者「肌ツヤも変わらず、痩せたような印象もないですね」

 新井監督「(体重も)変わってないね。快眠、快食は健康の秘訣よ!」

 さらに指揮官は両腕に力を込めた〝絶好調〟ポーズを取ると「俺は健康そのものよ! いつでも何でもドンとこい!」と言い切った。