今年もカープの戦いがはじまった

プロ野球が開幕した。開幕してしまった。おれは今年もJ SPORTSオンデマンドでカープの試合を見ることにした。J SPORTSオンデマンドの横浜戦が抜群に面白い。DJケチャップ(藤本芳則)、三木慎太郎(侍JAPANの映画の監督)、それに金村義明か石川雄洋か森繁和の組み合わせは最高だ。下手すれば試合そっちのけで野球談義にふける。横浜主催なのにカープ寄り? と思ってしまうことも多い。居酒屋雰囲気なんだけど、話も極端にマニアックなことから、生々しいプロ野球業界話まで幅広い。はっきり言って、普通の野球中継はもう飽きた。つまらん。普通のことしか言わん。ゴシップネタからなんでもいう、解放区。これを見たい。

 

……ということで、月極契約で三月はたった三試合しか見られないのに、契約してもうた。それも、もうオープン戦終わったあとに。

 

で、開幕。初戦は九里が度会にスリーラン打たれて、二戦目は黒原が三球で危険球退場になって……連敗スタート。

 

というか、今年の横浜打線えぐすぎないか? 度会にオースティンときて、佐野、牧、宮崎だぜ。こんなのに勝てるか? もう今年は横浜に一勝もできないんじゃないか。そんなふうに思った。

 

2024年3月31日 横浜DeNAベイスターズvs.広島東洋カープ - プロ野球 - スポーツナビ

 

と、思ったら勝てたね。三試合目にしてようやく度会を完全に抑えた。というか、あの打線を一点に抑えた。相手の大ぽかもあったが、まあ勝ちは勝ちだ。勝てないこともないぞ。なんとかやれる。

 

……やれんのか? ほとんど戦力補強がなく、せめて新外国人の二人のうち一人でも当たってくれれば(おれのなかで今の外国人打者の「当たり」は初年度のマクブルームくらい)、と思っていたら、なんかオープン戦から大不調のうえに、いきなり怪我で二人同時に離脱してしまった。

 

「外国人より若手にチャンスを」という声もあるようだが、それにしたってしかし、戦力が必要なので補強して、たった三試合で見切るのも早いような。

 

ほかに新戦力となると、もはや秘密でもない兵器になってしまった田村だが、この田村に開幕カードで当たりがでない。一本打ってほしかった。解説の金村曰く、打ちにいってしまっているようだ。むろん、相手も研究はしてきているだろうし、なんたってまだまだ新人みたいなものなんだし、たった三試合だし……。というか、田村が戦力になってくれないと厳しすぎる。久保でもいいんだけど。

 

まあ、今年も去年みたいな戦いになるのだろうか。

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去年は、二位。ベテランが大活躍(最初の頃の秋山とか)したかと思えば、怪我で抜ける選手もいて、それでも代わりの選手がなんとかして、穴を埋めて、なんとかの、二位。正直、一位の阪神とは差があった。そして、他のチームが勝手に転んでくれたというところもあった。

 

また、そんな感じになるのか。わからん。「さすがに今年は阪神に独走を許さないだろう」という見方もある。全球団が転びまくっての混戦になれば、そういう泥仕合で二位になった経験は生きるかもしれない。

 

それにしても、やはり今のところは楽観視できないかな。そんな都合よくみんなで譲り合いみたいなことにならんと思うし。

 

それにやっぱり、カープ単体で見たときの戦力よな。なんかこう、おれが悲観論者なのもあるけど、打つ方も投げる方も不安が多くて。小園が「間違いなく侍JAPANのスタメンショート」くらいの成績を残してくれて(残せるだけのポテンシャルはあるはず)、田村が活躍して、坂倉も内野手やらされていたころくらい打って……。あとはなんだ、なにがあるんだ。出遅れた末包がホームラン打ちまくるとか。

 

あとはあれだな、おれはね、いまだにね、期待している選手がいるんだ。堂林だ。実は、超晩成型の選手だった。その可能性。もう、四番堂林に固定くらいでもいい。

 

……ん? なんか混乱しているのか。いや、もちろん堂林にも期待しているのだけれど。まあやるしかねえよ。やってくれよ。

 

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