広島方面からカレーメシいただきましたので、カープの話します

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広島方面からカレーメシお恵みいただきました。お好み焼きばかりでなく……って、広島の人から言われるおれは、ひょっとしたらお好み焼きを食べすぎているのかもしれない。まあ、おれがフライパンで作るのは「家庭的お好み焼き」であって、広島とか大阪とか、そのあたりの論争とは無関係なのだけれど。

というわけで、広島カープの話します。野球に興味のない人は、とっとと『ウマ娘』の育成に戻ってください。

で、おれと今年のカープとなると、一つエントリーがありました。

goldhead.hatenablog.com

J SPORTSオンデマンドで開幕戦を見ようとしたら、サーバが落ちてまったく、一秒も見られなかったという恨み節でしたね。これ以上ない最悪のスタートでした。試合も負けてるし。いや、勝ってたらもっと悔しかったかもしれない。

でも、その後、当該サービスは落ちていない。それに、理由はよくわからないが横浜スタジアムでのカープ戦まで配信してくれた。まあそれは横浜の試合の配信、ということらしいのだけれど(J SPORTSはフジテレビ系列で、もとは横浜戦もやっていたが、TBSがオーナーになってやらなくなった。DeNAになってまたやることになった、ということらしい)。で、その配信もなんかDJっぽいアナウンサーと、J SPORTSの中の人という組合せで、なんか雑談っぽくて、わりとよかった。3試合目には金村義明が出てきて、安定の笑いを提供してくれた。開幕戦のことは水に流……せないけど。

なんというのか、物心ついてから幾十年、もうプロ野球選手OBによる野球解説には飽きたところがある。故・ノムさん落合博満レベルとなるとさすがに面白いのだけれど、ほかはもうなんというのかだいたい聞き飽きてしまった。一試合で何回「この一点が重要です」なのか。

いや、野球中継の話ではなかった。カープの話だ。今、現時点での話を書き留める。5勝3敗1分でセ・リーグ3位のカープの話だ。

 

ルーキー3+1

今シーズン、背番号20を背負うルーキーの栗林良吏がいきなりクローザーをつとめることになった。が、これがすこぶるいい。安定している。安心感がある。ルーキーとはいえ社会人で揉まれてきた経験のある24歳。これは背番号に負けない活躍をしてくれそうな予感がある。

そして、勝ちパターンの中継ぎになりそうなのが、同じくルーキーの森浦大輔と大道温貴。左腕の森浦大輔は、どことなく大投手・岩瀬仁紀のような雰囲気があって(中日ファンの方、気分を害されたらごめんなさい)、それはなんとなく見た目の雰囲気もあるかもしれないけれど、この飄々としたピッチングは、あるいは同じく左腕中継ぎの塹江よりも安定感はあるような気がしないでもない。

大道はもう、なんというかストレートのスピードがあって、それだけで武器になる。いかにも強気の速球派という感じがして、ランナーを出さないわけじゃないけれど、これもなにかすげえやってくれるんじゃないかって感じがする。

というわけで、三連覇の反動で「勤続披露」と言われていた投手たちに替わり、彼らがシーズン通して投げてくれたら、わりとこれは強いな、と思うのだ。今シーズンは九回打ち切りだし、起用もやりやすいだろう。無論、三連覇に貢献した投手たちもまだまだ老け込む歳ではない(←プロ野球選手名鑑にありがちな表現)し、フランスアあたりが戻ってきたらさらに層は厚くなるだろう。

あとは「+1」。これは野手のルーキー矢野雅哉。ドラフト六位からいきなり一軍に抜擢。あのパンチ佐藤をしのぐほどのパンチパーマでも話題をさらったが、なにかいい感じのムードメーカーになりそうだし、守備力は折り紙付きとのこと。送球のミスがあったりはしたが、べつに致命的でもない。あまり選手のことを悪くいうのは好きじゃないのだけれど、いまいちパンチに欠ける上本よりも期待感があったりはする。次世代カープの内野の柱になってもらいたい。……って、バッティングは未知数だけれど。

 

クロンはカントリーを襲名できるのか?

ちょうど今日、コンディション不良で抹消というニュースを見たばかりなんだけれど、復帰を待ちたい。とはいえ、成績はぜんぜん上がってこない。オープン戦も、シーズン投入後も。だが、あまりクロンを悪くいうカープファンは多くない……ような気がする。ちょっと気長に待ってみよう、というしばらくは見守ろう、という感じ。

そうだ、クロンはいいやつだ。いいやつエピソードには事欠かない。そして、練習熱心で真面目だという。だが、それだけじゃないんだよな。なんといっても、おれたちは(おれたち、って言っちゃっていいですかね)、クロンをエルドレッドに重ねて見ている。なにせ、エルドレッドがスカウトしてきたのだ。

我慢強く起用して、日本野球にアジャストするようになったら、ガンガン打ってくれる。そう願っている。鈴木誠也の後ろにクロン、相手バッテリーに打つ手なし、そんな光景が見たい。……って、現時点で鈴木誠也も本調子ではないのだけれど。

 

捕手四人体制

現在、カープは捕手四人体制だ。野球を知らない人のために説明すると、べつに捕手が四人並んで構えていて、どこかに投げればいいという話ではない。ベンチに捕手が四人いるということだ。今が脂の乗ったいい時期だろう會澤翼、パンチ力なら引けをとらない磯村嘉孝、バッティングセンス抜群の坂倉将吾、ドラフト五位からのし上がってきた「二代目」の石原貴規。それぞれ個性はあるが、若い坂倉、石原も扇の要を任せてよいという雰囲気。

これにより、九回打ち切りの今期、彼らが塁に出ればガンガン代走を使えるし、ここぞで代打會澤、代打坂倉という手も使える。よくわからんが、心強いじゃないか。いざとなれば曽根もキャッチャーの練習をしていたぞ。捕手王国バンザイだ。

……と、そうなると、二軍で汗を流している中村奨成が打ち破る壁は厚い。本人は捕手志向がかなり強いようだが、あるいは三塁、外野などを試しても……と思ってしまう。もちろん、捕手、打者として圧倒的に存在感を示して、一軍に食い込んでくれればそれでもいいのだけれど。

 

財政難に打ち勝てカープ

と、ここまでなんかいいところばかり書いてきたが、なんかやばい話も書いておく。

【江尻良文の快説・怪説】今季もコロナ禍対策に悪戦苦闘のプロ野球界 最大の焦点は広島の動向 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

昨季、コロナ禍で観客動員激減で、46年ぶりの赤字に転落。売上高は前年比83億4489万減の85億5735万円

何、江尻の記事? と思われるかもしれないが、この数字はさすがに正確だろう。「赤字にだけはせんといてくださいよ」というのが独立採算制の広島東洋カープのあり方。むろん、三連覇をのあたりでかなり儲けただろうし、いきなり潰れることはないだろう。ただ、いくらチームが頑張っても、チケットを売ることができない。これは厳しい。ファンがグッズを買うといっても限りがある。こればかりはコロナが悪い。でも、来季以降なにか影響があるんじゃないのかと心配にもなる。

が、こればかりはもう本当にどうしようもないものな。とはいえ、たとえば九回打ち切り制がカープに向いていましたみたいなことになったらいいな、などとポジティブに考えていこう。それしかない。

 

以上、いまのところのおれのがんばれカープです。まあ、ほんとうにまだ始まったばかり。けれども、競馬もそうだがスタートで出遅れてそれが結果的によかったということは、ほとんどおこらない。まず、一巡、乗り切っていきましょう。……って、まだ一巡もしてないのにいろいろ書きすぎたかな……。

 

 

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