現地時間17日、英・アスコット競馬場で行われたクイーンアンS(4歳上、英G1・芝8f)は、J.ムルタ騎手騎乗の2番人気ハラダサン Haradasun(牡5、愛・D.オブライエン厩舎)がダージナ Darjinaにアタマ差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分38秒98(良)。1番人気のフィンスケールビオ Finsceal Beoはさらに3/4馬身差離れた3着に敗れている。
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=29123&category=C
ボクシング好きの馬主が、元世界王者ファイティング原田氏にちなんで命名した「ハラダサン」。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/column/foreign/KFullNormal20071107088.html
……と、思ったら、ファイティング原田さんであった。ボデーボデー。そうかボクサーの名前か。闘う男の名をいただくというのは、なかなかいいかもしれない。日本にもいろいろいるだろう。エアガッツ(ガッツ石松)……はガッツに固有名詞性が薄いだろうか。思い浮かぶあたりでは……マヤノデンプシー(ジャック・デンプシー)、サカノタイソン(マイク・タイソン)、サカノタイソンはばんえいか。あれ、もっといないか? インターグシケン、具志堅用高。いいぞ、ほら、もっと、ま、マヤノギャラクシー(カオサイ・ギャラクシー)、オースミレパード(レパード玉熊)、ホッカイセレス(セレス小林)……では苦しい。フサイチダイチャン……、知らんわ。あ、あれ、こんなものなのか? そうだ、ワジマってのがいたぞ、輪島功一だ、世界のワジマだ。でも、由来どうなんよ?
昭和40年代の後半は現金が底をつき、社台にとって最大の難局であった。しか しそれでも、吉田善哉はキーンランドの二歳馬セールで60万ドル(約1億800 0万円)でワジマ(父ボールドルーラーは当時アメリカでリーディングサイアー に8度も輝いていた)という馬を買った。このワジマが海外で5つの重賞を勝ち、 ボールドルーラーの後継馬として720万ドル(約25億円)種牡馬としてのシ ンジケートが組まれ、このワジマが社台と吉田善哉を救うことになった。
http://f46.aaa.livedoor.jp/~bacation/col011.htm
あ、社台の持ち馬だったんだ。しかし、ならば輪島功一の可能性も高いのではないか。
ワジマは、スターンファーム代表であるアーサー・B・ハンコックArthur B. Bancock氏の父A・B・ハンコック・ジューニアHancock Jr.氏によって生産され、'73キーンランド・ジュライイヤリングセールで、 $600,000という当時の当歳馬としての世界最高額がついた。同馬のシンジケイトの一員には吉田善哉氏も名を連ね、馬名も横綱の輪島に由来する。
http://epona.s151.xrea.com/x/topics/t0108.htm
あれ、ハンコックってサンデーサイレンスの? そうだとすれば社台を二度救った(SS導入時危機ではなかったか)ことになるのだろうか。まあ、それはどうでもいい、「横綱の輪島」とは。まあ、そうか、力士の名前か。闘う男の名をいただくというのは、なかなかいいかもしれない。サクラチヨノオー、ヒシアケボノ、あと、えーと、うーん……。