村田諒太負けたけど、あれだ、アメリカ人ってボクシング強いな!

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アメリカ人ってボクシング強い……って、なんかアホの小学生みたいな感想だな。今日の試合では村田諒太よりもロブ・ブラントの方が強かった。試合にも勝負にも勝った。今日、村田諒太は負けたのだ。

序盤、様子を見るみたいなことを言っていたような気がしないでもないブラントが、いきなり仕掛けてくる。おれなどの「地上波で流れなければ見られないです」ていどの人間は、それこそ村田諒太の試合くらいじゃないとミドル級の戦いを見ることはないのだけれど、ゴツいし、速いし、まあそういう体格の人が多く、そういう体格の強い選手が多い国では、デカい階級が好まれるのも当然かな、という。

とはいえ、村田諒太はデカいし、ゴツい。パワーもある。打たれ強い。ガードがうまい。が、、ブラントも同じこと。実況、解説は「村田の一発の威力を取るか、手数のブラントか」みたいに言ってたけど、村田がけっこう良さげなパンチを当てても、ブランとはピンピンしてて打ち終わりを打ち返したりしてくる。何発も。

「手数で負けても一発で」というのなら、その一発でふらつかせるとか、ダウンを奪うとか、完全に相手の脚が止まるとか、結果で見せなければ「ただ手数が少ない」になってしまう。残念ながら、この試合はそうなってしまった。

ブラントは、序盤いきなりペースを握りにきてポイントを奪い、その後もうまいペース配分でバテることもなく、最後まで余裕があった。つーか、それって単に村田より強かった、ということだよな、と。

とはいえ、村田もガクガクになったりフラフラしたりもなく、ダウンも奪われなかった。だが、打たれ強いだけだと試合には負ける。残念ながら。

さて、今後はどうなるのだろうね、村田。もっとミドル級の試合を見たいから、続けてくれとは思うのだけれど。今日だって5Rくらいのペースを保てたら、完全に試合を支配できたはずだ。まあ、そうさせてくれなかったし、相手が休みのラウンドとしたのかもしれないが。

あ、そうだ、今日の放送はDAZNの独占生中継だった。正直、不安だった。肝心のシーンで画質がボロボロになった挙げ句、画面に読み込み中のグルグルが出て、復旧したらどっちかが勝ち名乗りをあげていたり……とか。

いや、今シーズン、カープの試合を見てきた経験から言っているのだ。その点で、今日は大丈夫だった。ほとんどつっかえることなく12Rやった。ただ、「村田の前にもう一試合配信するよ」みたいな説明不足なんかは感じた。あと、CMがないのはよかった。「これがボクシングの試合のペースというものか」と思った。すごく早く感じたのだ。まあ、そんなところ。

 

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……さあ、どうする?