WBA世界フライ級タイトルマッチ 坂田建史vs久高寛之

実況的メモ

開始前:日本人対決だとレフェリー、ジャッジも日本人か(ジャッジ一人タイ人)
1R 久高落ち着いているか。ワンツーなど入る。手数で久高が上回ったか。「ひさたか」「さかた」は発音しにくそう。9-10
2R ストレート久高、不敵な雰囲気。坂田は間を詰めていくのみ。有効打は久高多いか。9-10
3R ジャブの防弾幕気にせず坂田突入。エンジンに火が入ったか? バッティング? 気になるくらいの流血。坂田の間合いになりつつ。ボデーなど入る。 ここは坂田。10-9
4R 坂田の間合い。久高も負けじとやり返す。どちらだろうか。やはり坂田の時間が長かったか。坂田。10-9
5R 傷深そう。ここも坂田ペース。超至近距離での連打。久高にダメージ、疲れが。でも流血が。ポイントは坂田。10-9
6R 王者のクロスカウンター! そしてクリンチからコツコツ。久高からクリンチに行くように。うーん、このくらいで10-8? いや、ダウン相当というほどではないのか? 10-9
7R 久高フットワークで距離をとる。息を吹き返す。盛り返す。久高ペースといえるか。でも、お互い有効打は少ない。ここは……久高? 9-10
8R ここも久高フットワークで距離をとる。しかし、王者の執拗な追撃。挑戦者に一発出ず、ここは王者。10-9。しかし、このやり方で逆転を狙うほかないだろう。10-9
9R まだ脚のある久高。しかし、それを上回るチャンピオンの追い込み。ここからが恐怖の本領か。10-9
10R 久高ががむしゃらに前進。押し合いへし合い。指示に逆らっての打ち合い? 久高の男気……!9-10
11R 「おーぅ!」と声を漏らしてしまうような坂田のパンチが一発二発と。眼科検診を挟んで最終盤、挑戦者の連打。ナイスファイト! でもここも王者か。10-9
12R 挑戦者右アッパー狙いか。不敵な笑みが戻る。久高のパンチまだある。しかし、王者まったく止まらない。どっちだ? やはりやや王者?10-9

116-112……! 公式結果もこんな感じ! 坂田の防衛! 挑戦者もテクニックと男気を見せた。中盤尽きかけたかと思ったが、盛り返したのはすごい。しかし、それを上回る坂田のスタミナ、突進力! ナイスファイト。このわかりやすいスタイル、好きだぜ。
 しかし坂田のインタビュー……、控え目すぎるぞ。もうちょっと挑発してくれてもいいぜ! でも、人格とスタイルの一致かも!

採点表

(※神奈川新聞スポーツ欄を参考に作成。正確性は保証しません。必ず主催者発表のものでご確認下さい)
坂田 R 久高
9 10 9 9 1 10 10 9 10
9 10 10 9 2 10 9 9 10
10 9 10 10 3 9 9 10 9
10 9 10 10 4 9 9 10 9
10 10 10 10 5 9 9 9 9
10 10 10 10 6 9 9 9 9
9 10 9 10 7 9 10 9 10
10 10 10 10 8 9 9 9 9
10 10 10 10 9 9 9 9 9
9 10 10 10 10 9 9 9 10
10 10 10 9 11 10 9 9 9
10 10 9 9 12 10 10 10 9
116 118 117 116 112 111 111 112
 うーん、だいたいこんなところか。でも、10Rは裏を食ったな。「男気」に加点しちゃいかんか。最終ラウンドなんて10-10つけたいところだけれども、なんだジャッジでも10-10つけてるのか。

感想

 坂田は坂田らしいボクシングで久高を封じた。いや、偉そうに「らしい」などと言えるわけでもないけれども、ややスロースタートに、流血癖、無尽蔵のスタミナと、地上波でいくらか見てきた特徴通りのボクシングだったんじゃないかな、と。面白いか詰まらないかといえばちょっと微妙だけれども、好きか嫌いかでいえば好き、の方。K-1でいえばシュルト佐藤嘉洋みたいな感じ? 違うかな。まあいいや。あとはもうちょっと、もうちょっとリング外アピールしてくれればなあ。別に無理なキャラ作りはいらないけれども、彼なりに内藤や亀田に絡んでいってほしい。