トリビアの泉

 昨日は見どころが多かった。まずは森進一である。何もこのタイミングで、という内容だ。しかし、森昌子の件についてインタビューを受ける進一、なんかサングラスがGackt風に見えたな。どうでもいい話ではあるけれど。
 そして、二時間サスペンスに関するトリビアの種。「ヘリコプターからボーリングの球を落とす」みたいな、金だけ掛かってあまり面白くないようなより、こういう地味なのが面白い。もっとも、寸劇のキャストは豪華。ちゃんとしたサスペンスのスタッフで作ったんだろうか。しかしなんだ、やっぱ山村紅葉に尽きるな。親の七光りというなかれ、あれほど二時間サスペンスには欠かせない名優(?)だ。あのトリビアを見て、思わずテレビ雑誌を眺めてしまった人は、俺以外にも多いのではなかろうか。
 しかし、なんといってもガセビアだ。「サンリオの由来は山梨王」。これ、俺も知ってるネタだったぞ。トリビア未満のうんちくとして、ちょっと有名な部類の話かと思っていた。しかしこれ、俺だって喋ったことだって何度もあったぞ。もちろん、あんな風に「うそつき」って言われたことはないけれどな。
 うーん、検索(google:サンリオ 山梨王)してみると「山梨王」説「山梨男」説がけっこう根強い。地元山梨の人が信じてる例も多い。また、「両方の意味を込めて」みたいなアウフヘーベンもある。あと、グーグルの一番上に出てくる「昔社長が書いた本」あたりが出てきたら面白いのだけれど。
 まあ、社名の由来は後からいくらでもでっち上げられるもの。ビックカメラの「Bic」に関する説明(http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/recruit/recruit2005new/
なんてのは、社員だかライターだかの苦労の跡が窺えて逆に好感が持てるくらいだ。いや、ホントにそういうスラングから社名を付けた可能性も無い訳じゃないと思いますが。あと、以前見た時はちゃんと由来のページがあったと思うけど、思い違いかだったかな?まあいいや。
 というわけで、とりあえずサンリオ社として「山梨王」説は公式には否定されたということ。できれば、どこらあたりから広がった話かも検証してほしかったものだけど。ああ、けどやっぱあの「うそつき」のセリフはいいな。これが「萌え」というやつだろうか?