カキ入り焼きそば

 カキのお好み焼きを食うつもりがカキの焼きそばになった。事情はいろいろある、といいたいところだけど、たまたま三食入り焼きそばが安かっただけのことである。他に具は白菜、ニラ、小ネギ、タマネギと、鍋の残りそのまんまというありさま。しかし、これが結構美味かった。ちょっと野菜多めで、お好みソースで味を足したのもよかった。というか、カキはどう食おうと美味しいのだ。たぶん。
 そういえば、カキの食い方の一つである生食をしていなかった。もっとも、加工用カキと生食用カキでは前者の方が安いわけで、なかなか手が出ないというのも事実。加工用は小分けで一パック二百数十円程度で済むのだ。しかし、だ。昔ビッグコミック系列のどれかに載っている魚河岸のマンガで読んだのだことがあったな「生食するなら加工用の方が美味しい」と。生食用のは殺菌処理で痩せ細り旨みがないとかなんとか。で、結局次の号で「加工用を生食するのは危険なので絶対におやめください」みたいな注意書き出てたと思う。もしかしたら、漁師や魚河岸の男など「海の達人」のやることを紹介しただけかもしれないけれど、素人は真似しちゃいけないってことだろか。もっとも、ノロウイルス流行のご時世、カキ自体「火を通そう」って気になるのが普通かもしれない。