やっぱり男は野望に生きるのか

たけくまメモ
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/post_be1e.html
 自ニュFhttp://news.2-3-0.org/comment/comment_200602_288.php)にこんなニュースが。なんと、萌える「サル漫」プロジェクトなるものが進行しているらしいのだ。もちろん、「サル漫」(ASIN:4091848613)の竹熊健太郎相原コージのタッグ。ああ、「サルまん」は好きだったなぁ。最初に読んだのは小学生のころで、あれは父が買ったのを読んだのだっけな。あれは、かなりのインパクトだった。
 そうそう、こちらの記事(http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/post_8a58.html)ではガンガンについて触れられている。俺はリアルタイム小学生(?)だったのだけれど、「ガンガンがすぐ廃刊になる」というネタはすんなり受け入れられた覚えがある。俺はドラクエ四コマは大好きだったが、創刊されたガンガンについては「読むところないなぁ」というのが正直なところだった。柴田亜美衛藤ヒロユキは面白いけど、他がなぁという感じ。やっぱり漫画はジャンプだろう、と。そうだ、そのころは週刊少年ジャンプが絶対的な存在だった。小学生ながら、ガンガンに向けた視線は冷たいものだった(あと、当時宝島社が週刊少年漫画誌を出そうとしてポシャったって話を小学生ながら知っていたように思う。それと、正直コミック・ビームが創刊されたときも同じ視線を向けた。桜玉吉鈴木みそ以外どうなんだ、みたいな。結局、創刊からしばらく買ってやめてしまったのも一緒だ)。……が、今にして思えば、そこが俺をオタクのメーンロードに歩ませなかった分岐点だったのかな、とか。でも、当初のガンガンはあまりそういう感じでも無かったような。
 えーとそれで、萌えにチャレンジするのか。しかも、ネットを巻き込んで。ネットを巻き込むといえば、『相原コージのなにがオモロイの?』(http://www.books-ruhe.co.jp/event/sainkai/aiharakouji/aiharakouji.htm)が思い出される。これももう滅茶苦茶に体を張った企画だったな。ネットで先行公開して、作者がそこによせられた感想(痛罵)に面と向かっていかなきゃならんという代物。俺は表現者のナイーヴさがどれほどのものか身をもって知るわけじゃないが、こりゃ狂うんじゃないかという感じ。しかも、狂ってみたところで「最初からそうするつもりだったんだろう」「予定通りで見え透いている」と言われる始末。とにかく、どうであれ悲惨で、なおかつ残酷にオモロイものだったかと思う。
 で、萌え。萌えに詳しくない俺にも、上の相原先生の絵が萌えていないのはわかる。これがどう変貌していくのか、ちらちら覗いていきたい。そして、単行本が出たらたぶん買うことになるだろう。たぶん。