ラジオを聴いていたら、「mixi2」なるものが誕生したとパーソナリティが言っていた。はてなブックマークを見ると、盛り上がっていた。
そうかおまえら、mixiなんてやっていたのか。おれには招待してくれる人なんていなかったし、mixiとは無縁だった。無縁だったんだ。
ネットは匿名。そして発信せず。これがおれのネットの原初に叩き込まれた精神だ。今や自分のブログの読者と会う、みたいなイベントをしたりしたが、そこに至るまでは本当に二十年かかった。
だから、はてなブックマーカーみたいな人たちがmixiをやっていたなんて……裏切られた気持ちだ。
とはいえ、あたらしくできたSNSだ。アカウントを確保しておかなければならない。と、このmixi2、招待制とはいえネットにたくさん招待が書き込まれている。はてなブックマークからおそるおそるクリックして、アカウントを作った。goldheadは確保できた。一安心だ。なんの安心なのか。
さて、一晩経ってみて、わけもわからずフォローを返したり、はてなブックマークのコミュニティで見慣れたアイコンの人たちを確認したりした。
ひょっとしたら、mixi2、人気出るのか? はてなの株主としては、今こそはてなハイク復活をとか思っていたが、やられたんじゃあないか?
なんとなくの感触だ。まだ二回くらいしかログインしていない。でも、Blueskyの「Twitterそのままだな」感とか、Misskey.ioのようわからん感じとか、Mastodonのなんかいいらしけどよくわからない感じとかがなく、手堅く作られていて、コミュニティを眺めることはXのハッシュタグ探しより楽だ。
実のところ、おれはここ数年、人生のなかで一番5ch(2ch)を見ている。おれはあめぞうがなくなり、2chが誕生するのを見ていたインターネット老人だ。そのおれがなぜいま5chか。特定の話題を追いやすいのだ。競馬、将棋、野球……そして、それぞれのジャンルのなかでの出来事について。ハッシュタグでは探しにくい。まとめサイトのコメント欄は見やすいわけでもない。そこで5chだ。読むだけだ。
そんなところにmixi2はどうだろうか。正直、5chはあくまで5chであって、どくとくの口汚さがある。口汚いのはいいが、それで主題からそれてレスバしたりしているのを見るのは邪魔な感じもする。
もしもmixi2がコミュニティごとに書き込みの量が出てきたら、これはいいんじゃないのか。そう思える。
まあ、Webサービスなんてどうなるものかわからない。ただ、おれはアカウントは取る。それだけのことだ。
https://mixi.social/invitation