がんばれ!小関

http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200606/bt2006061201.html

ロッテの今江がプレー再開前にボールを要求し、ベースを踏むと三塁の西本塁審が大きなジェスチャーでアウトを宣告。何と一走・小関が三塁ベースを踏み忘れる前代未聞の“愚行”で李の一発は帳消し(記録は右中間安打)となった。

 この試合、キムタク出てたりして、なんとなく見ていたけど、肝腎のシーンは見ていない。ただ、アナウンサーが何度か触れていたので、「そんなこともあるもんだ」くらいには思っていた。というか、かなり珍しい話だったか。サッカーは(一見)ゴール後の取り消しなんてのは、オフサイドやらでしょっちゅうあるけれど。
 しかし、小関竜也ほどの選手が踏み忘れなんかするかね。それが意外だ。たとえば、我らが新井貴浩だったりしたら、ありがちすぎて話題にすらならないのではないか(さすがにそんなことはないか)。それはともかく、長いプロ生活、いや、それ以前に少年野球にはじまった野球人生のなかで、何千、何万とベースランニングをしてきたはずだ。それが、焦る必要もない他人のホームランで踏み忘れる。あまりにも奇異だ。
 でも、これが誤審とも思えない。ロッテの今江敏晃が見ていて、それをアピールした。そりゃ、巨人からすれば敵の言うこと。だけれども、よほどの確信がなかったら、アピールなんてできるはずがない。で、いろいろヘマもある審判といえども、見てなかったけど、アピールプレー指摘されてあわててアウトってこともないだろう。少なくとも俺はそう思う。
 それにしたって、小関、どうした。ひょっとしたら、これもサッカー、サッカー、またサッカーのムードに、野球選手が弱まってるなんて話なのだろうか。がんばれ、日本プロ野球! 俺はワールドカップ観るけどな。