カネヒキリの故障

http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20060921-93029.html

 ダートG1・4勝のカネヒキリ(牡4、栗東・角居)が右前屈腱(けん)炎を発症し戦列から離れることが20日、角居勝彦師より明らかになった。

 秋競馬のはじまりとともに、夏場を休養にあてたトップホースたちが続々と……故障て。リンカーンのときには、なんとなく馬場に問題があるのかもしれないと思ったりもしたもの(id:goldhead:20060911#p2)だが、今度はダートホース。関連づけては論じられない問題だろう。
 が、カネヒキリから関連づけようと思えばつけられる故障も少なくないんだよな。たとえば厩舍。角居厩舍の同じダート馬のフラムドパシオン、フレンドシップに、それに引退したシーザリオ。トレーニングやローテーションを犯人にする人もいるだろう。
 ただ、このあたりは難しい話で、何が本当にハードで酷なのか、日々競走馬と接していない一ファンからはわからない。それに、もしもトレーニングのせいだとしても、競走馬の実力を引き出してタイトルを獲らせることに異を唱えられるかどうか。負担の少ないトレーニングで、楽なローテを使って、故障もなく最高の成績を残せるなんて馬、どれだけいるのかどうか。鍛えずOP特別クラスを入着するくらいなら、故障覚悟で鍛えてG1を獲らせる。極端なデフォルメだが、それは一つの思想だ。息は長いがパッとしないオープン馬より、一瞬の花火。もちろん、おそらくその逆であろう藤沢和雄のような思想もある。どちらがよいのか、なんともいえない。
 カネヒキリから話が逸れたか。ほかに関連づけられるといえば、世代の話。本当にこの世代は……と。しかし、世代となると「管理調教師が同じ」よりもずっとずっと散漫で、原因を探ろうにも掴みどころのない話になる。ともすれば、やはりディープインパクトがほかの馬の運をすべて……などと、呪いや因縁の話にするしかないだろうか。まあ、そのくらいの運気を溜めていけば、凱旋門賞で勝負になるかもしれない。
 あ、けど、あれだ、調教の話に戻るけど、「有力馬の故障が多いな〜」と思う反面、「オープン馬の息が長くなったな〜」とも思うわ。ローエングリンテレグノシスとか、ちょっと前なら引退してただろう。不況で馬の入れ替えがしにくくなってるなんて話もあるようだけど、そこらあたりはちゃんと調教やケアで進歩があるってことだろう。十年前は旧8歳馬というと「老雄」な感じがしたけど、今じゃ7歳馬がごろごろしてる。あるいは、馬齢表記の変更で、なんとなく昔より一歳若い印象になって、馬もその気になってるとか、これじゃまたオカルトか。
 ええとあと、カネヒキリの話だった。

ダートの活躍馬が種牡馬になっても評価がいま一歩

 俺が今やってる一作前のウイポの中で、エディット種牡馬にしてアメリカに置いといたら、向こうで大成功してるみたいよ。この極めて科学的なシミュレーションの結果を参考に、そういう道を探ってみてください。うそです。でも、ちょっとだけ本気です。ユートピアの例もあるし、ね。つーか、どうしてんだろう、ユートピア

追記:http://race.netkeiba.com/?pid=race&id=c200606040611
 上の中あたりの高齡馬に関して、今週のオールカマーが念頭になかったといったら嘘になる。しかし、このところメンバーの集まりが悪いオールカマーとはいえ、四歳世代が牝馬ディアデラノビア一頭とは。あ、けど、十年くらい遡ってみたが、こんなもんか。この年(http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2001/06/04/06/11/result.html)なんかすごいG2だな。今年の方がずっといい。しかし、もっとメジロドーベルみたいな使い方してみてもいいんじゃなかろうか。でも、強いからな、上の世代も。