いいかげんメンバーチェンジしたいが

 今、俺の携帯MP3プレイヤーのメンバーは以下の通り。CDのうち一枚はAmazonで買い、残りは伊勢佐木町ブックオフで買った。

 全部女性ヴォーカル(アクアの一部除く)というのが特徴か。最初の二つとあとの三つでは趣が違うだろうか。アクアとトーキョー・ゲットー・プッシー。俺は、音楽音癡なのでうまく説明できないが、‘電子音に乗っかったのっぺりした女性ヴォーカル’が好きだ。たとえば、『頭文字D』のアニメのテーマとか、最初のころの『真・三國無双』のエンディングとか、そういうの。そういう意味で、アクアの方はのっぺり度が足りず、ごつい合いの手が入ってそのものとは言えないが、しかしこのアルバムは名曲、というには大仰だが、ノリのいい佳作揃い。「3. Barbie Girl」、「5. Doctor Jones」、「8. Lollipop (Candyman) 」あたりは、今でもたまーにラジオで流れはしないか。一方で、トーキョー・ゲットー・プッシーがラジオでかかるのは聴いたことがない。しかし、「2. I Kiss Your Lips」、「3. To Another Galaxy 」はいい。とてもいい。しかし、それ以外は本格的なディスコだかテクノだかわからないが、俺にとってはいまいちだ。
 カーディガンズは、いつか押さえておこうというバンドだった。先に買ったのは『グラン〜』の方で、‘聞きしにまさる暗いバンド!’と思ったもの。暗い気分のときは(だいたいそうなのだけれど)「2. イレイス/リワインド」や「3. エクスプロード」を暗く脳内リフレインさせてしまう中毒性がある。しかし、時を遡って『ファースト〜』は‘聞きしにまさるスウェディッシュ・ポップ!’と思ったもの。「7. ラヴフール」は今でもけっこうラジオでかかるような気がする。が、マイベストは「2. ビーン・イット」(http://www.lyricsdomain.com/3/cardigans/been_it.html)で、俺の女に依存するところこの曲のごとしと言っても差し支えない。だけれども、この歌のBaby boyはどこかへ去ってしまっているんだよな。
 シックス・ペンス・ノン・ザ・リッチャーは一度聞いたら忘れられないバンド名。俺が十年くらい覚えていたのも当然だ。ただし、どんなバンドかは知らなかった。が、「4. Kiss Me」は今でもたまにラジオでかかるような気がするが。こちらは米国産だが、スウェディッシュ・ポップらしさあって、こういう軽快なのも好み。Kiss Me以外の曲の存在感は薄いが、これのライヴ・ヴァージョンは絶品だった。
 ……というところで、ここ一ヶ月そこら聴いていたのだけれど、飽きてきた。最近じゃあ、首からぶら下げてるだけで、スイッチ入れないことすらある。ただ、新しく何を入れるか、それが問題だ。そして、作業するのも面倒だ。俺は大人しくラジオでも聴いておればよいのか?