東知事のデビュー

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000059-sph-soci

東知事ぼう然デビュー…傍聴席からヤジ

 東国原英夫知事を、東知事と略すのはどうなのか。シュワ知事よりマシか。
 それはともかく、‘ぼう然’のシーンをテレビで見たが、これはどうにもいかんと思った。完全に不意を突かれ、また、なにか恐れるような表情にも見えた。別に拳銃を突きつけられているわけじゃあないのに、だ。
 それにしても、そのまんま東の名で場数を踏んできた汚れ芸人、野次だってなんだって浴びてきたはずだ。それほど議会というのは緊張の場だったのか。いや、むしろ、「政治家としてここではどう対応するのか正解なのか」というのを、毛も生えないくらいに詰まった脳みそで考えていたに違いない。しかし、即座に答えが出なかった。フリーズしてしまい、あの表情となった。
 では、何が正解だったのか。なかなか難しい。野次の内容は単なる誹謗中傷(「ハゲ、死ね!」)などではなく、「公舎は売却しろ」とかなんとか。スルーするのはちょっと冷たい印象を与えるかもしれない。かといって、議会の場でルール違反の発言に耳を傾けて、返事するのもよろしくないし、議員たちに舐められるだろう。むしろ、議会の秩序を守りつつ、真摯な対応を見せる。「おやっどんば意見さ、いっでん聞くけんども、こげなこっつぁしたらあかん。せっかくの議会ばちゃがまったる。ここは退いとおせ!」(何弁かは不明)などと目を見て毅然と言い張ればよかったのかもしれない。
 まあ、こんなトラブル、政治の荒波の中では序の口だろう。がんばれ、そのまんま東!(……って何となく終わらせるためであって、とくに応援も否定もしてません)