『風のガーデン』第一回を見た

 9日に放送され、先日亡くなった緒形拳さんの遺作としても話題となっているテレビドラマ「風のガーデン」(フジテレビ系)の視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)は20.1%と、高い水準となったことが明らかになった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081010-00000000-maiall-ent

 あまりテレビドラマを見る習慣がない。しかし、倉本聰脚本で緒形拳の遺作となれば、ちょっと見てやろうかというところ。将棋ドラマの傑作『ハチワンダイバー』を見終えてから、久々のドラマだ。
 というわけで、奥田瑛二演じるところの「二神達也」という名前、聞きおぼえがある。二こ神? 否、将棋連盟の元会長じゃあないか、って、二上達也ですね。……と、おそらく一般的でない話題から入ったが、いや、おもしろかった。どこが? 黒木メイサの胸。……と、おおよそ本音が出てしまったが、まあそんなことはどうでもよろしい。やっぱりきちんと作られているドラマだという印象。中井貴一が深夜の病室で一人服を脱いでもぞもぞやるシーンとかの、あのFREEZEのボタン押して、PRINT押す、あのあたりとか最高だ。
 そしてそして、もちろん緒形拳。訃報の後に見るが、そもそも死がテーマのドラマであって、もうその説得力たるや。とはいえ、鬼気迫るようなというわけでもなく、飄々として自然体。洒脱でいて深みがある。さあ、これからどんな言葉が出てくるのか、楽しみでならない。次回からは連ドラ予約することにする。
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 藤原新也のサイトにて、緒形拳のエピソード。「その景色を見て、わたしの髑髏がほほえむのを感じました」、そんな役どころやもしらん、などと思った。