韓国の与党ハンナラ党は2日、党名を「セヌリ(新しい国、新しい世の中)党」に改めた。
この記事を読んで、「あれ、アメリカの政党だって共和党だの民主党だの訳すのに、韓国の政党は現地語だな。‘新国党’や‘新世党’とかにしないのはなんだろう」とか思って、たとえば「シン・フェイン党」なんかは訳しちゃいけないあたりの意味合いもあるだろうし(カタカナにはなるが)、そういうことだろうかなどと。で、各国の政党名どうなってんだろってちょっとWikipedia見てたら、フランスの政党に「狩猟、釣り、自然、伝統」というのがあって笑った。
いや、政党名なんてものは各国それぞれの言語、文化、歴史からくるものであって、軽々しく茶々を入れられるものではないわけである。あるいは、頭文字で表記したり、呼称したりするのが普通だったりするのかもしらん(「狩猟、釣り、自然、伝統」だとCPNT。これだとKPSSと同格といっていい)。しかし、つらつら見ていて、やはり現代日本人のボンクラの価値観から見て、ちょっとおもしれえなってもんはあるわけであって、いくつかピックアップしてみた。もちろん、日本にも山ほどあった珍名ミニ政党みたいなものかもしれないし、それもしらん。
たどった元はWikipediaの「各国の政党」というカテゴリ。昼休みの暇つぶしなので、適当に見ただけ。
とりあえずこれ。これが党名というあたりがフランス革命の国だけある。
これもフランスの政党だが、立ち枯れてる人たちがやっているかどうかは不明。あと、日本の「たちあがれ日本」の英語名は「Sunrise Party of Japan」だって知ってた? 俺はいま知った。
楽しいイタリア、愉快なイタリア、などもあるのかどうか。
「急進主義者」というのはもっぱら批難の意味が強い印象だが、それを逆手に取ったか。チッチョリーナの名もある。
かっこよすぎるが詳細は不明。
ようわからんが世代間対立上等! という感じでもあり、昨日の敵は今日の友になったりする感じもあり。
ロシアの政党である。ウオッカ至上主義の国においては弾圧の対象にならないか心配したい。
ラノベのタイトルみたいだが、無政府国家として名を馳せたベルギーの政党である。
これで極右政党だったらおもしろいが、そんなことはない。
「釣りや沿岸部の問題の解決を党是に掲げ」ているらしいので、「狩猟、釣り、自然、伝統」と連携できるかもしれない。
これはわりかしネット上では有名か。
これもスウェーデン。なんかわからんがかっこいい。五月リストだと江田五月グループみたいだが。
「与一、鏑を取ってつがひ、よっぴいてひゃうど放つ」などと思い浮かぶが「より良いハンガリーのための運動」の略称。つーか「ビ」だし。
オーストラリア。独身者は入党できるのだろうか。
オーストラリア。童貞は……と、思ったら「成人ならばだれでも購入できる画像がネット上で閲覧できないのはおかしいと主張」した党なので、むしろ支持者になるべきだった。
というわけで、世界は広いなと思った。おしまい。