『AKG TRIBUTE』を聴く

 

AKG TRIBUTE

AKG TRIBUTE

 

アジアン・カンフー・ジェネレーションのトリビュート・アルバムである。「である」といったところで、おれはあまりアジアン・カンフー・ジェネレーションを知らない。知らないが、一つ好きなアルバムがあって、いくつか好きな曲はある。

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好きなアルバムというとこれになり、「藤沢ルーザー」、「腰越クライベイビー」であって、好きな曲となると「ナイトダイビング」あたりになるだろうか。

して、くるりほどではないけれど興味のあるバンドのトリビュートになぜ手を出したか? それはもうamazarashiとnever young beachが参加しているからに他ならない。おれにとってもうその片方だけでも十分なところ、どっちもだというのだからたまらない。

では、その期待の2バンドはどうだったのか? というと、それぞれがそれぞれの色を出していてたいへんにおもしろかった。おれにはアジカンの根っこを掴むまでの関心を抱いていなかったというのもあるが、いずれにせよカヴァーとしていいと思った。味が出ている。オリジナルと言われてもわからんというところすらある。というか、ネバヤンの「君の街まで」なんて元曲が思いつかんような代物である。でも、そこがいい。

というわけで、いろいろのバンドへのリンクとしてもトリビュート・アルバムというのはいいものであって、じっくり聴いていきたいと思う次第。以上。