こんな40歳になるとは思うてなかった

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【誕生日占い大全】2月22日生まれの性格や運勢を徹底解説!恋愛運も!|URASOE

2月22日生まれの人は「愛が大きすぎるゆえに、愛の配り方が分からなくなってしまう、悩み多きカリスマ的存在の人」です。2月22日生まれの人は、心が優しくて、懐が深く、奥ゆかしさや礼儀正しさを身につけていて、真面目で誠実な人柄です。しかし、2月22日生まれの人は一筋縄ではいかず、自分の信念を貫き、どんな相手にも媚びたりせず生きていくことを好みます。

察知する力があり、人の気持ちや空気を読むことに長けていますが、とても個性的な生き方や人生観を持っています。天才肌なので豊富なアイデアを生み出すことができるタイプです。しかし、現実主義でもあるから表に出して伝えることを恥ずかしがって、思うように表現できないこともあるようです。

2月22日生まれの人は、それは世の中の流行りだけではなく、周りの空気も察知していきます。物事を思慮深く考えるタイプですが、独自の発想で先取りしすぎるため、周りの人には受け入れられないことが多々あるようです。周りの人の意見に左右されて、思うように自己表現できなくなってしまうと、2月22日生まれの人の独自の良さが開花されないので注意が必要です。

こんなワードサラダを食べながら、2月22日が過ぎた。おれは40歳になってしまった。じっさいに食べていたのはピザなのだが。

どうしよう?

家庭もないし、暇じゃないし、お金もないし、車もないし、過去もないし、未来もないし。

どうしようもないよな。こんなはずじゃなかった、というか、どんなはずだったのかといえば、それも定かではない。大学を中退して、人生のレールからいったん降りてしまったあと、ロードマップらしいものも持たず、作らず、その日暮らしを続けてきてこの有様だ。

今日飯を食えればいい、明日も食べられたらいいな、一ヶ月後も食べられていたのなら御の字だ、そんな人間の来た道だ。

そもそも、小学生のころ、「将来の夢」を書かされたとき「サラリーマン」と書いた。教師は「具体的に書くように」と言っていたのに、おれにはなにも思い浮かばなかった。おれの「サラリーマン」は注意を受けた。受けたけど、なにも思い浮かばなかった。おれは東海林さだおの『タンマくん』のような「サラリーマン」になりたかった。なるのだと思っていた。屋上でバレーボール、土曜日は半ドン。なにも考えていなかった。おれは昭和四コマ漫画に生きて、死にたかった。

その結果が、この恥多き生命体だ。稼ぎもないし、貯金もない、相続する予定の財産もない。外気と変わらない気温と、二階のやつの目覚まし時計で目が覚める安アパートの、散らかった部屋の片隅のボロボロの布団の中で凍えている。

双極性障害を患って、自立支援医療制度の助けを借りながら医者に通い、薬を買い、薬を食う。ジプレキサを食わねば、人間としての形すら保てなくなって、餓死するまで体が動かなくなっても不思議じゃない。

わずかな収入の残りも酒と競馬に消える。安い方法で野菜を食うことしか考えていない。こんなのは10代、20代の若者の苦労話だ。もっとも、氷河期世代の同胞は同じような情況にあるのかもしれない。他人のことはよく知らない。

不惑、程遠い。いや、もうこの生活に戸惑ってなどいないのだから、不惑といえば不惑かもしれない。ただ、これが続くことなどないだろう。おれは全自動的に生きてきて、全自動的に事切れたい。全自動的に事切れることできなければ、手動を選ぶか。戸惑わずに、選べるだろうか。

ただ、ひたすらに安楽でありたい。安楽というのが高等ならば、怠惰がいい。なにもしたくない。いったい、世の中の人間の行動力というのは、どこから出てくるのだろうか。仕事も家庭も趣味もボランティアも充実しています、という人も少なくないだろう。どこにその行動ポイントがあるのか。どこかに金を払えば行動力アップのアイテムが貰えるガチャが回せるのか。不思議だ。

おれはすでに人間の身体や知性のピークというものをとっくに過ぎてしまったのだし、一方で人生で有利になるであろう経験やなにかの積み重ねもない。生身のおっさんが地獄にさらされて、ひたすらに疲弊していくのがこれからだ。とっくに決まっていたことだ。決まりごとをどうすることはできない。不惑、これに尽きる。