『風林火山』初視聴

 上杉謙信にもGacktにもさしたる興味はない……が、その両者が合わさると話は別じゃないですか。ふだん、ペプシにもキュウリにも興味はないけれど(id:goldhead:20070613#p3)ってのと、話は同じじゃないですか。
 ということで、今シリーズの大河ドラマをはじめて視聴。謙信よりも信玄が気になった。なんか、無理矢理な増量感というか。それで、みんなして『華麗なる一族』の北大路欣也みたいな力み具合で、早死にしそうとか。
 で、そんな中でGackt先生はどうだったかといえば、事前予想通りに「コーエーのゲームのキャラみてえだな」というもの。及川光博前田慶次郎という前例もあるし、驚愕するようなものではなかったな。いや、たったあれだけの登場シーンで驚愕のキャラ出したら、ドラマなんて成り立たないか。
 そうだ、タイトル銘打つわりには、登場少な目。これって大河ドラマありがちだよな。最後の五分かと思ってたよ。なんか障子の向こうで殺陣やって、こっち出てきて、えーと、それで、毘沙門天像の前で真言が。ん? 真言? 謙信って禅の人じゃねえのか? 信玄とあわせて鈴木大拙の『禅と日本文化』の第三章「禅と武士」でエピソードなんかも紹介されてたぜ。ああ、でも、毘沙門天のってのは有名だよな。どうなってんだ? とりあえずウィキペディア見てみるか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E8%AC%99%E4%BF%A1

毘沙門天の熱心な信者で、自らの旗印にも「毘」の文字を使った。
青年期までは曹洞宗の古刹、林泉寺で師の天室光育から禅を学び、上洛時には臨済宗大徳寺の宗九のもとに参禅し「宗心」という法名を受け、晩年には真言宗に傾倒し、高野山金剛峰寺の清胤から伝法潅頂を受け阿闍梨権大僧都の位階を受けている。

 おう? 曹洞土民、臨済将軍、ときて高野山か。すごいね。まあ、元はといえば同じ仏教、それに当代一流というか、歴史に名を残すほどの人間が取り組めば、それもまた色々視野も広がろう。しかし、そうなると、真言唱えるの早すぎなんじゃ、とか。でも、高野山行きもはっきりしていないようだし、あくまでイメージ、それでいい。それだったら、信玄対謙信の直接対決のときに「如何なるか是れ剣刃上の〜」(http://www.rinnou.net/cont_04/zengo/070101.html)とかもやってくれよ、とか。
 ……あれ、山本勘助のドラマだったか。いきさつは知らないが、生まれた子供と姫とそのあたりについて、信玄大嫉妬中みたいなところがあって、寝取られ? 寝取られ? とか思った。それと、真田六連銭誕生話を見られてよかったと思った。今後見るかどうかは分からないと思った。