※本エントリーは法律の専門知識がない人間が思うがままに下書きしてみたものであって、決してなにかのテンプレートにはなりません。だいたい前の不動産のやつに比べてまったくガイドラインなどが見当たりませんでしたので、ほんとうに適当なものです。したがいまして、自転車で事故ったりしてなんかやんなきゃいけない場合、ご自分で改めるまで入れるなり、専門家に依頼するなり、泣き寝入りするなりしてください。
※本エントリーは当事者の一方、すなわち私のチェリー・ピッキングと遠吠えによって構成されておりますので、その点もご留意の上、フィクションの読み物としてお読みください。さらにいえば、結果的に骨すら折れていない骨折り損の小規模な案件であります。
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（年月日）
（相手住所）
（相手氏名）殿
（自分住所）
（自分）名
損害賠償請求書※1
一、本事故に関して
本事故は（年月日、時間、場所……交通事故証明書に明示されたもの）において、貴殿が歩行者信号を無視し車道を横断しようとしたところ、車道上を走行する私の自転車と衝突したものです。現場は見通しもよく、私は自分の走行路上の信号が青信号であることを確認し、貴殿が横断歩道前で停止しているのも確認した上で走行しておりましたところ、回避不可能なタイミングで貴殿が信号無視をして突如発進したことによって生じたものであります。※2
さらに、私が転倒し路上に投げ出されたにもかかわらず、貴殿は信号無視の上で上り車線と下り車線の中間点まで自転車を進めたのであります。なおかつ、倒れた私の呼びかけ※3にもかかわらずこちらの情況を確認しつつも一切戻る気配も示さず、歩行者信号が青になったのに乗じて反対側の歩道に自転車を漕ぎ出し、無言で現場からの逃走をはかりました。
その後、歩道上で第三者とのすれ違いのために貴殿が降車したところ、ようやく後輪の完全に動かなくなった自転車を下り車線側歩道上を足をひきずりつつも追いついた私が貴殿を確保し、即座に警察に通報した次第であります。
以上のように、本件は貴殿の信号無視と目測の誤りによって引き起こされた上、その場からの逃亡をはかったという事案であります。別添資料1にありますように、私は貴殿を刑法209条の過失傷害罪として告訴する権利を有しており、刑事罰になりうる、すなわち貴殿に前科がつく可能性がある事案であることをご理解されたく思います。
なお、当日の態度（通報後に財布を取り出してその場で金銭解決を試みようとするなど）から貴殿に反省の意思は見られず、また、当方が車道を走行していたことを過失のように警察官に申しててているなど、基本的な交通ルールならびに自らが引き起こした過失について了解しているのかはなはだ疑問ではありますが、歩行者であれ自転車であれ交通社会の一員であります。貴殿が小学生交通教室並みの交通ルールを学び、それを守るていどのことすら期待するのは無駄なことのように思えますが、せいぜい信号無視するならするで他人に迷惑にならないよう気をつけられるよう、僭越ながら忠告する次第であります。※4
二、請求について
本件に関して、当方が受けた被害について以下の通り請求を致します。本請求について、滞りなく支払いが行われましたら、刑事告訴については見合わせ、本件において私が知り得た貴殿の個人情報を破棄することを約束いたします。なお、内容に関して異議や不明点ありましたら連絡先（自分電話番号）まで速やかにお問い合わせください。
1.治療費
（医療機関名）において医師の診察およびレントゲン撮影検査の結果、全治◯◯日間の（部位）打撲傷、（部位）打撲傷、（部位）挫創と診断されました。これについての医療費ならびに薬剤費◯◯◯◯円を請求いたします。（詳細については別添資料2の（医療機関名）ならびに（製剤薬局名）の領収書の写しを参照のこと）
2.自転車修理費
（自転車修理機関名）において検査の結果、後輪ハブならびに後輪ブレーキにダメージがあり、車輪の回転が完全にできない状態になっていましたが、部品交換には至らず、 （自転車修理機関名）にて修理および調整による対処を行いました。これにかかりました修理費用◯◯◯◯円を請求いたします。（別添資料3の領収書の写しを参照のこと）※5
4.休業補償ならびに慰謝料
本事故により当日の出勤に支障をきたし、また（部位）打撲の腫れから業務にも影響があり、日常生活の諸動作ならびに歩行にも支障がありました。また、先に述べましたように、本件については貴殿の過失によるものであり、また事故被害者を無視し逃走を試みるなど、社会通念上非常に悪質なものであると考えます。これに関して、◯◯◯◯◯円を請求いたします。※6
以上、本書面到達後◯◯日以内に全額の支払いが行われない場合、刑事告訴や民事訴訟などのあらゆる法的手段を講じざるをえませんので、粛々と対処されるよう賢明な判断を期待しております。
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※1……タイトルはこれでいいのかね？ 示談書？ なにそれ食べれない。とりあえず配達証明あたりからか。
※2……押しボタン式で、押したところで滅多に変わらないので、無視する自転車、歩行者が非常に多いことを、通勤路であるおれは十分承知している。向こうから走ってくる自転車なりがあれば、無視の横断の可能性を考えて充分な減速をするところだ。ただ、完全に停止していて、俺の姿を確認した上で、さらに漕ぎ出すというのは、いくらなんでも難易度高すぎるし、あれを避けるマニューバーは持ち合わせてない。
※3……向こうに言わせりゃ「吠えてた」らしいが。まあ、MAXの大声というのも案外すんなり出るものだ。ただし言葉は選んだ（「ぶっ殺すぞ、この××！」とか言ってない）し、頭は異様なほど冷静だった。警察官が来てからもますます冷静だったし、紳士的だった。警察官が加害者に「被害者がこんな方であなたラッキーですよ」とか言ってた。まあ、おとなしかったのはだんだん身体が痛み出したというのもあるが。
※4……まあ、こんなんは書かない。というか、長文を書いたところでたぶん読まないだろう。
※5……かわいそうなおれの小径車。飛び込んだ自転車屋さん（のようなもの）には、同情された上に安く修理してもらえたが、結局相手持ちにするつもりなのだから、ブレーキ交換くらい依頼しておけばよかったか。さすがに店主（のようなもの）の言うように「おれも事故にあって全損した7万のダホンを10万のにしようと交渉してるところなんだ」みたいなのをやる気はないが。あと、カバンの中にはα550が入ってたけど、レンズも本体もピンピンしていた。いや、だれも事故に乗じて素晴らしい持ち心地と背面液晶のバリアングルっぷりに磨きのかかったα65（57か？ というか、実際ぶっ壊れたら中古のα550相当の弁償なのだろうか？）になって帰ってこないかな、なんて思ってなかったんだからね！
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……と、まあ要するに事故ったわけなんだけれども、あれだ、自転車の法律かなんか整備したほうがいいよ。加入必須の保険とか。あとは、ルール周知の徹底だな。相手はおれが車道を走っていることをあたかも違法のように警察官にまくし立てていて、正直あっけにとられた。ちょっと前にたくさんニュースになってたろが。まあなにがいいのかわからんし、現行の法をおれがしっかり理解しているかあやしい。でも、最低限さ、3つでいいからさ。ほんとはもっとあるとしてもさ。
→このたび自転車を買われ、自転車通勤を始められた方々へ三つのお願い - 関内関外日記（跡地）
でもなんだ、こうやって愚にもつかないことを書いてみることによって、ずいぶんとすっきりした。ただでさえちょっと脳内伝達物質がいかれているところに、さらにトラブルかかえてたところだけど、どんな薬よりも効くようだ。まあ、薬も飲んでるんだけれども。とりあえずおしまい。
