全日本サラブレッドカップ(笠松)&ローレル賞(川崎)

 今朝も定時に出社してからといふもの、殆ど南關東のライブ中繼を見ながら電子投票して、負けてばかりゐる。こんな晴れた日に部屋の中で働く氣になんかなるものかよ。こんな日は重賞だつて氣乘りしなひ。
 全日本サラブレツトカツプとは隨分豪勢な名前だが、集つた面子を見ると何處が全日本なのかと毒づきたくもならう。こんな競走は武豊サイレンスボーイアンカツディバインシルバーで決まりでせう。地元笠松の雄レジェンドハンターは臨戰態勢に難ありと云ふし、わざわざ大井から稼ぎに行つたカセギガシラでは勝負に爲るものか。いやいやしかし、左樣な事を言つておつては負けが取り返せぬ。存亡の危機と云ふ笠松の意地。やはりレジェンドハンターから馬単でも買うか。
 一方川崎のローレル賞。あちらこちらから南關に移籍してきた新顔ばかりで、力比べが難しい。岩手から來たウツミキャサリンなる馬は、芝でも好走の四勝馬。父シャンハイでここら邊りでも十二分に勝負にならう。相手は平和賞にぶつけたカルラネイチャー産駒のエアフォルク、前走トウケイファイヤーにコンマ七秒のアバンティイモン、ハナを切れるやも知れぬ内田博幸のヒカリトリアネーも抑えておこう。この邊りで的中させねば、またもやSPAT4の口座が素寒貧になつちまう。
 やれやれ、實際に買ふとなるとまた色々迷つてしまつて、結局笠松の方はディバインシルバーから馬単を幾つか買つた。サイレンスボーイが小回り不適應の場合を考えたのだ。一方で川崎はヒカリトリアネーを頭にした。今日は佐々木竹見がプレゼンテーターとして來場してゐるといふが、九レースの十三番に奇しくも竹見最後のレースの勝ち馬が入つていた。そして、メーンの十三番がヒカリトリアネーなのだ。勿論其ればかりではない。パドツクで良く見えたのだ。
 
 結果、最惡だ。ディバインシルバーは合つてゐたのに相手を間違へ、ヒカリトリアネーは善戰するも、エスプリフェザントで下手を打つた久保勇みたいなのに絡まれたのが痛く、最後は交わされて三着。口座の金もパーだ。明日の定期代を稼ごうといふ目論見もおじゃんだ。畜生、畜生。